危険地帯?
「早く!!」 アヤの叫び声でやっと体を動かすことができた。 三人は必死に学校まで走った、一度も振り返らず無我夢中で逃げた。 やっと校門が見える距離まで来て、校門前にハルが立っているのに気づいた。 「アヤ!どうしたの!?」 「黒い服着た人達が…追ってきて…」(アヤ) 「…大丈夫誰も追ってこないよ…それより黒い人達って…?」 「それは後で…早く学校の中に入ろう…外は危ないから」(浩太) 「う、うん…わかった!」 学校の中はまだ賑やかだった、ホッとしたが少し呆れた。 誰も自分達の身に起きたことを知らずに騒いでいる。 「俺Aクラスに行って今までのこと話してくるわ」(翔太) 翔太はAクラスに行ったのでとりあえず俺とアヤとハルは職員室に向かった。 職員室は外のように真っ暗で誰もいなかった。 どこを探しても先生はいなかった警備の人もいない。 「やっぱり何か変だよね」(ハル) 「先生達もいなくなってる…」(アヤ) 「とりあえずEクラスに行って俺達も今までのことをみんなに話そう」 Eクラスにはまだ10人ほど残っていた、みんなに今までのことを話した。 「誰もいないわけないでしょ」 最初にそう言ったのは典型的オタクの西だった。 「ちゃんと携帯とかで連絡したんですか?」(西) 俺は混乱していたせいかそんな簡単なことも忘れていた。 「いや…忘れてた…」(浩太) 「人騒がせだなぁ…ちょっと待っててくださいちょうど今親に迎えにくるように電話するとこだったんですよ」(西) そう言って西は携帯電話をとりだした。 「…あれ?でませんねぇ…」(西) 「あたしもかけてみる」そう言って携帯を取り出したのは結衣だ、結衣は整った顔つきで美人だ、モデルみたいな体型で男子からはかなり人気があるがどこかぬけている。 「やっぱりだめだぁ…かかんないよぉ…」(結衣) 「でも私さっきアヤに電話かけたよ」(ハル) 「もしかしたら狭い範囲でしかかけられないのかも…」 そうつぶやいたのは成績優秀の優等生、洋だったいつもトップ3には入っている。 俺は携帯電話を取り出し翔太に電話した。 「あぁ?何ぃ〜?」(翔太) 気の抜けた返事に呆れてすぐに電話をきった。 「かかった、洋の言うとおりかもしれない」
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