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#幼き恋#11

[387]  #日色#  2007-12-30投稿


「ココロ〜〜これ〜」
先生にバレないように、
手紙を渡す。



授業が終わるまで、
あと5分。


シュンタとタツヤがこんなに授業をサボることはないから。
余計に心配になる。



キーンコーンカーンコーン。


ざわざわっと、教室が慌ただしくなる。


「ココロ〜帰って来ない〜」


私は、ココロの所に駆けよった。


「なんで。帰って来ないんだろう〜?」


ヤッパリココロも心配らしい。


すると……………


私は廊下に飛び出た。



タツヤとシュンタは、戻って来た。


ホッとした。


「タツヤ!彼女…」



タツヤは駆けよって来た。


すると……………


「たっ、タツヤ……ちょっと」


タツヤは、私を抱きしめた。


顔は真っ赤になった。


「ゴメンなぁ〜ゴメンなぁ〜ココロ〜心配かけたな〜」


タツヤは、私の頭を撫でながら、ニコニコ微笑みを浮かべた。


「本当に…心配したんだよ…」


「本当にゴメン!」


サラに、抱きしめるタツヤ。


「ねっ…ねぇタツヤ。は…恥ずかしい。」



「ゴメン…」


タツヤの顔は真っ赤だった。


私は笑ってしまった。


「笑うなよ!」


「あの…お二人さん、イチャイチャしてんのは、良いけど、ここ、廊下。」


シュンタが言った。


「じゃぁ〜教室戻るかぁ!」


タツヤは、私の手を握り、教室に向かった。



今日から、テスト期間。
なので、部活は休み。


タツヤは私の手をずっと握り、エナメルを肩にかけて、

私のエナメルを私の肩にかけた。


「ほれ、行くか?」


「ぅん…」



手をひかれながら、
教室を出て行く。


みんなは、チラチラ見ながら、こそこそして居る。



私はあることを決意した。


「ねぇ…タツヤ?今日って暇?」


「暇だよ?なんで…」


首をかしげるタツヤ。


「今日、家に来ない?」



タツヤは呆然としていた。



ヤッパリ、引いたかなぁ〜。


「行く!!!!!」





































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