オトモダチ?
晴花は、その『友達』を美咲ちゃん、と呼びました。
髪は長く伸ばしていて、服はいつも同じ、赤いワンピースを来ているのだそうです。
しばらく様子を見ていましたが、あまりにその現象が長く続くので、気味が悪くなり、夫に相談して御祓いをしてもらうことになりました。
一週間後の日曜日。朝から儀式のようなものが行われて、私たちは、ただ見守ることしかできませんでした。
御祓いの間中、晴花はなんだかそわそわしていて、「どうしたの?」と小さな声で聞くと、「美咲ちゃんが消えちゃったの」と答えました。
その返答を聞き、私は、よかった、これでもう大丈夫だ、と安心したのを覚えています。
全てが済み、家の中へと戻りました。
晴花は、少し悲しそうでしたが。
よかった。
これからは、あんな気味の悪いことはもう起こらない。
私は、そう思っていました。
パチリとスイッチを押し、暗かった室内の電気をつけます。
何も変わっていないリビング。
私はまた安心しました。
ところが、その途端、悲しそうだった晴花の顔が、ぱあっと明るくなったのです。
そして一言、嬉しそうにこう言いました。
「お父さんお母さん!美咲ちゃんが沢山お友達を連れて戻ってきた!」
その後すぐにその家を売り、別の場所へ引っ越しました。
『美咲ちゃん』が誰なのかは、今も全く分かりませんし、知りたいとも思いません。
髪は長く伸ばしていて、服はいつも同じ、赤いワンピースを来ているのだそうです。
しばらく様子を見ていましたが、あまりにその現象が長く続くので、気味が悪くなり、夫に相談して御祓いをしてもらうことになりました。
一週間後の日曜日。朝から儀式のようなものが行われて、私たちは、ただ見守ることしかできませんでした。
御祓いの間中、晴花はなんだかそわそわしていて、「どうしたの?」と小さな声で聞くと、「美咲ちゃんが消えちゃったの」と答えました。
その返答を聞き、私は、よかった、これでもう大丈夫だ、と安心したのを覚えています。
全てが済み、家の中へと戻りました。
晴花は、少し悲しそうでしたが。
よかった。
これからは、あんな気味の悪いことはもう起こらない。
私は、そう思っていました。
パチリとスイッチを押し、暗かった室内の電気をつけます。
何も変わっていないリビング。
私はまた安心しました。
ところが、その途端、悲しそうだった晴花の顔が、ぱあっと明るくなったのです。
そして一言、嬉しそうにこう言いました。
「お父さんお母さん!美咲ちゃんが沢山お友達を連れて戻ってきた!」
その後すぐにその家を売り、別の場所へ引っ越しました。
『美咲ちゃん』が誰なのかは、今も全く分かりませんし、知りたいとも思いません。
感想
- 8277: このお話…実話ですか??{{ (>_<) }}怖かったです。by紫幸 [2011-01-16]
- 8331: 紫幸様?この話は実話をちょっといじったヤツです??読んで下さってありがとうございました?? [2011-01-16]
- 8436: こわ〜い(´;ω;`) あたしも小さいとき さっちゃんと言う女の子とずっと遊んでいたそうですΣヽ(°Д°;)ノ [2011-01-16]