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─ Supli ─No.2/2

[300]  涼宮可鈴  2008-01-02投稿
「でもねっ!医者は、まだ、確実かは、分からないって!」
「・・・・・・・・・由美は?由美は、その事、知っていますか?」
「・・・いいえ。ショックで、自分が分からなくなり、自殺する人が多いから、教えない方が良いって・・・」「・・・・・・・・・もう、分かりました。」
隆二は、母に背を向け、病院を出た。
帰り道の橋を渡りながら、「・・・・どうすれば良いんだよっ!」
翌日。12月24日。
「由美!クリスマスプレゼントだよっ!」
と、小さな小さな小包を渡してきた。
「なぁに?」
開けてみると、小さな箱。また、開けてみると、
小さく輝いている。
「・・・・・ゆ・・・指輪・・・?」「そっ!結婚指輪っ!」 私は、涙が溢れた。
「結婚して下さい。」
「うんっ!うんっ!」
私は、泣きながら、頷いた。
「大好き・・・っ!」
優しくキスをした。

翌日。
「大したものだっ!」
医者は、凄く驚いていた。何せ、私の病が、急激に治ってきてた。
そして、看護師が、「由美ちゃん、今日、退院だよー。由美ちゃんの病気、良くなってきたからね。」
と。
私は、隆二を驚かそうと、すぐ、隆二の家に向かった。
インターホンを押す。
「はい?」
隆二が出てきた。
が、隆二が扉を開けても、誰もいない。と、思いきや、ピョコッと横から、由美が出てきた。
「メリークリスマス!なんちって!」
「うわっ!?お前っ!何してんだよ!」
「良くなってきたから!退院したんだよっ!」
「え・・・・・・・・・・・・・・・・・?嘘・・・・嘘!?マヂ!?マヂで!?」
隆二は、途端に、パアッと笑顔になった。飛びっきりの笑顔。
これが見たかったんだァ!「とにかく、家に入れよっ!」
「うん♪」
隆二の部屋へ入るのは、久しぶりだった。
なんだか、懐かしいような気もした。
「あれ?隆二ママは?」
「あ。買い物。」
「あ。そっか。」
ちょっと、間があいて、
「あ、俺、飲みモンとか持ってくるわ。」
「うん。」

隆二は、飲み物やらなにやらを持ってきて、私をじっと見つめて、
「そう言えば、お前・・・」「え?」
「・・・痩せたな。」
「失礼ねっ?!」と、いつものバカ話をし始めた。
ピルルルル・・・ピルルルル・・・携帯の着信音。
「あ。私じゃない。隆二じゃん?」
「本当だ。ちょい、失礼ィ!」
と、言い、電話に出た。
「もしもしィ?春樹ー?なぁにー?・・・・・うん。おう。分かった〜!じゃな!」電話を切り、
「ちょい出掛けてくるわ。待ってて?」

感想

  • 8303: 続きがよみたいです [2011-01-16]

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