Red4zone
夜中の2時頃だろうか…
俺は何かの音に起こされた
「んぅ…うるせぇな…何の音だ…」
どうやら1階から聞こえるようだ
階段を下りるとテレビの砂嵐だと気付いた
テレビは壁の四角で見えない、近づくにつれ何かの唸り声が聞こえる
俺は妙に鼓動が高鳴り冷汗まで出てきた
「ウア…ア…ウオオ…ア」
唸り声はすぐそこにある
壁からテレビを覗いてみると異様な光景に俺は腰を抜かし唖然とした
「な…なんだコイツ…」
真っ赤な砂嵐になっているテレビの中から奇形の赤ん坊がこちら側に身体を半分出し暴れている
しばらくすると異形の者は急激に成長しさらに奇形さを増した
「ま…まずい……智恵!」
言葉を発すると同時にそいつがテレビから飛び出しこっちに迫ってきた
「くっ、来るなぁ!!」
俺は四つん這いになりながらも急いで2階の智恵の部屋へ逃げた
異形の者は五体が適当と言うくらいについており、顔面から無数の触手が出て、口からは大きな一つ目がむきだしになっている
言葉では表現しきれない化け物であった
俺は智恵の部屋の鍵を閉めた
しかし外側から異形の者は凄い勢いで突進してくる
「ダメだ……破られる」
激しい音に目を覚ましたのか智恵は寝ぼけた顔でこっちを見ている
「…智恵!手伝ってくれ…」
智恵は異変に気付きドアを押さえた
バンッ! バンッ!
「ちくしょう!!」
バンッ!…………
破られるかと思う寸前でそいつの動きが止まった
「はぁ………」
俺は深くため息をつきドアの前で崩れるように座った
「お、お兄ちゃん!今の何!?大丈夫!?」
智恵がクタクタな俺にしつこく問い詰めてきた
俺は冷静さを保てないままこう言った
「早く…早く、こ、この家から…出るんだ…」
俺は助けを呼ぶため両親に電話をすることにした
「繋がった!かあさ……」
「タダイマデンワニデルコトハデキマセン…ピートイウハッシン……」
「何なんだよもう!」
ドンッ
あの異形の者の声が聞こえ苛立ち受話器を投げた
俺は窓を開け叫ぼうと考えたが窓が開かない
あの声が迫って来た
俺は何かの音に起こされた
「んぅ…うるせぇな…何の音だ…」
どうやら1階から聞こえるようだ
階段を下りるとテレビの砂嵐だと気付いた
テレビは壁の四角で見えない、近づくにつれ何かの唸り声が聞こえる
俺は妙に鼓動が高鳴り冷汗まで出てきた
「ウア…ア…ウオオ…ア」
唸り声はすぐそこにある
壁からテレビを覗いてみると異様な光景に俺は腰を抜かし唖然とした
「な…なんだコイツ…」
真っ赤な砂嵐になっているテレビの中から奇形の赤ん坊がこちら側に身体を半分出し暴れている
しばらくすると異形の者は急激に成長しさらに奇形さを増した
「ま…まずい……智恵!」
言葉を発すると同時にそいつがテレビから飛び出しこっちに迫ってきた
「くっ、来るなぁ!!」
俺は四つん這いになりながらも急いで2階の智恵の部屋へ逃げた
異形の者は五体が適当と言うくらいについており、顔面から無数の触手が出て、口からは大きな一つ目がむきだしになっている
言葉では表現しきれない化け物であった
俺は智恵の部屋の鍵を閉めた
しかし外側から異形の者は凄い勢いで突進してくる
「ダメだ……破られる」
激しい音に目を覚ましたのか智恵は寝ぼけた顔でこっちを見ている
「…智恵!手伝ってくれ…」
智恵は異変に気付きドアを押さえた
バンッ! バンッ!
「ちくしょう!!」
バンッ!…………
破られるかと思う寸前でそいつの動きが止まった
「はぁ………」
俺は深くため息をつきドアの前で崩れるように座った
「お、お兄ちゃん!今の何!?大丈夫!?」
智恵がクタクタな俺にしつこく問い詰めてきた
俺は冷静さを保てないままこう言った
「早く…早く、こ、この家から…出るんだ…」
俺は助けを呼ぶため両親に電話をすることにした
「繋がった!かあさ……」
「タダイマデンワニデルコトハデキマセン…ピートイウハッシン……」
「何なんだよもう!」
ドンッ
あの異形の者の声が聞こえ苛立ち受話器を投げた
俺は窓を開け叫ぼうと考えたが窓が開かない
あの声が迫って来た
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