ひなたの憂鬱7
伯父一家と暮らすようになって、生活も落ち着いた頃、祖父が亡くなりました。伯母は、祖父の面倒もよくみてくれたと思います。
二人のいとこも、小学生になり、時間に余裕のでた伯母は、パートにでるようになりました。
この事が、後々我が家におこる、史上最大の事件の発端になるのです。
その頃高校生になっていた私は、テスト期間になると、学校から早く帰宅するのですが、時折、伯母と勤務先の上司が家にいる事がありました。初めは仕事の話でもあるんだろうな、と、気にとめてなかったのですが、何度もそういう場面に出くわすと、さすがに高校生の私でも、怪しく思うようになりました。祖母に話してみようかと、考えたりもしましたが、確証がないのにそんな事を言って騒ぎになっても困るし、言い出せずにいました。二人のいる部屋の襖の前迄そっと忍び足で行き、じっと耳をすませてみたりもしましたが、伯母逹も息を潜めているのか、物音ひとつしませんでした。この家で、伯母の不倫疑惑を知っているのは私だけで、私も頭の中は、なんとか証拠はつかめないものか、という思いで一杯でした。その疑惑から、伯母とは自然と話しをしなくなっていきました。
二人のいとこも、小学生になり、時間に余裕のでた伯母は、パートにでるようになりました。
この事が、後々我が家におこる、史上最大の事件の発端になるのです。
その頃高校生になっていた私は、テスト期間になると、学校から早く帰宅するのですが、時折、伯母と勤務先の上司が家にいる事がありました。初めは仕事の話でもあるんだろうな、と、気にとめてなかったのですが、何度もそういう場面に出くわすと、さすがに高校生の私でも、怪しく思うようになりました。祖母に話してみようかと、考えたりもしましたが、確証がないのにそんな事を言って騒ぎになっても困るし、言い出せずにいました。二人のいる部屋の襖の前迄そっと忍び足で行き、じっと耳をすませてみたりもしましたが、伯母逹も息を潜めているのか、物音ひとつしませんでした。この家で、伯母の不倫疑惑を知っているのは私だけで、私も頭の中は、なんとか証拠はつかめないものか、という思いで一杯でした。その疑惑から、伯母とは自然と話しをしなくなっていきました。
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