知らないアイツ
俺は友達とクラスで話していたら端の方の席に座ってる奴が偶然目に入った。小学生、中学生、高校生になるまでに何度か見た事がある光景だ。いじめられているわけでもなく、かと言って登校拒否するわけでもない。
毎日、毎日ふと見るといつも一人で窓の外を見ている。
ある日の休み時間、友達に何気なく聞いてみた。
「なぁ……あのさぁ、あの窓側の一番後ろの席に座ってるアイツってさぁ、何してんだろ?」
そうすると友達は
「はぁ?知らね〜よ。…………もしかしてアイツの事気になってるとか?お前アレか!ホモ!あ!そういえば、俺の友達にホモみたいなキモい奴いんだよね〜」などと、あっけなく流されてしまった。しかし、俺は俺で
「ふざけんな!俺は本気で言ってんだ!!」
そういうと、友達は口を開け呆然と俺の事を見ていた。話に集中していて周りの状況を忘れていて、時計を見ると、とっくに休み時間は終わり、先生が来ていた。皆の視線が俺の方へ向いている……。やってしまった…いつから大声を出していたのだろうか?そもそも何も知らないアイツの事なんか、こんなに熱く語る必要はないはずだ。俺はどうかしてしまったのだろうか。 続く
毎日、毎日ふと見るといつも一人で窓の外を見ている。
ある日の休み時間、友達に何気なく聞いてみた。
「なぁ……あのさぁ、あの窓側の一番後ろの席に座ってるアイツってさぁ、何してんだろ?」
そうすると友達は
「はぁ?知らね〜よ。…………もしかしてアイツの事気になってるとか?お前アレか!ホモ!あ!そういえば、俺の友達にホモみたいなキモい奴いんだよね〜」などと、あっけなく流されてしまった。しかし、俺は俺で
「ふざけんな!俺は本気で言ってんだ!!」
そういうと、友達は口を開け呆然と俺の事を見ていた。話に集中していて周りの状況を忘れていて、時計を見ると、とっくに休み時間は終わり、先生が来ていた。皆の視線が俺の方へ向いている……。やってしまった…いつから大声を出していたのだろうか?そもそも何も知らないアイツの事なんか、こんなに熱く語る必要はないはずだ。俺はどうかしてしまったのだろうか。 続く
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