〜二つの運命〜?
あなたは、『この人こそ運命の人だ!』と思える人と何人出会いましたか?
私は、平凡な主婦。結婚して三年、同級生だった夫と、一歳になった娘の三人暮し。
夫は、私が選んだ運命の人…。きっと…。
私と夫が出会ったのは、小学生の時、私が夫の居るクラスに転入して来たのが最初の出会いだった…。
それから、二十歳になるまで私と夫はずっと仲の良い友達だった。
その間お互い色々な人と出会い、恋をしてきた…。
私には、夫以外に小さな運命を感じた人と恋をした事があった…。
それは、中2になって最初の委員会で出会った先輩。委員会の仕事で会議室にあったパイプイスを倉庫にしまう時、先輩は私の持っていたイスを何も言わずにただ微笑みかけそれを倉庫まで運んでくれた。その時はまだ優しい先輩だなぁと思うくらいでしかなかった…。
それから私たちは、話はしないが挨拶は交わすようになった。
私のクラスの窓からは中庭が見えた、昼休みになると 男子はそこの裏庭を抜けて校庭でサッカーをする。
昼休み私は窓の外を見ながら友達の広恵と喋っていた。すると、中庭に出てきた男子の集団。その仲に先輩が居た。
先輩が、上を見た。そして微笑みながら手を振ってきた。
『えっ?私?』
三階にある三年生の教室からは誰も見えない。
私は自分を指差して先輩を見た。
先輩は、微笑みながら頷いた。
その時、私は何だかとても恥ずかしくて、小さく手を振った。でも少し、嬉しかった…。その頃、私たち二年生の女子にとって三年生の男子はあこがれの的だった…。
隣りで私と喋っていた広恵もビックリしていた。
「何で先輩手振ってきたの?」
私は、広恵に先輩の事を話した。
広恵は、先輩の事を知っていた。
「あの先輩、サッカー部のキャプテンだよ!最近彼女と別れたんだって。」
広恵は、私よりも先輩の事をよく知っていた。
それから毎日昼休みになると私は窓の外を眺め先輩が裏庭に出て来るのを待っていた。
先輩も毎日サッカーボールを持って裏庭に出てきた。
そして私に微笑み手を振る…。
そんな毎日が続きながらも、前期の委員会が終わった。
そして、後期の委員会決めの時、私は一番楽そうな保健委員を選んだ。
それが小さな運命の始まりだった…。
私は、平凡な主婦。結婚して三年、同級生だった夫と、一歳になった娘の三人暮し。
夫は、私が選んだ運命の人…。きっと…。
私と夫が出会ったのは、小学生の時、私が夫の居るクラスに転入して来たのが最初の出会いだった…。
それから、二十歳になるまで私と夫はずっと仲の良い友達だった。
その間お互い色々な人と出会い、恋をしてきた…。
私には、夫以外に小さな運命を感じた人と恋をした事があった…。
それは、中2になって最初の委員会で出会った先輩。委員会の仕事で会議室にあったパイプイスを倉庫にしまう時、先輩は私の持っていたイスを何も言わずにただ微笑みかけそれを倉庫まで運んでくれた。その時はまだ優しい先輩だなぁと思うくらいでしかなかった…。
それから私たちは、話はしないが挨拶は交わすようになった。
私のクラスの窓からは中庭が見えた、昼休みになると 男子はそこの裏庭を抜けて校庭でサッカーをする。
昼休み私は窓の外を見ながら友達の広恵と喋っていた。すると、中庭に出てきた男子の集団。その仲に先輩が居た。
先輩が、上を見た。そして微笑みながら手を振ってきた。
『えっ?私?』
三階にある三年生の教室からは誰も見えない。
私は自分を指差して先輩を見た。
先輩は、微笑みながら頷いた。
その時、私は何だかとても恥ずかしくて、小さく手を振った。でも少し、嬉しかった…。その頃、私たち二年生の女子にとって三年生の男子はあこがれの的だった…。
隣りで私と喋っていた広恵もビックリしていた。
「何で先輩手振ってきたの?」
私は、広恵に先輩の事を話した。
広恵は、先輩の事を知っていた。
「あの先輩、サッカー部のキャプテンだよ!最近彼女と別れたんだって。」
広恵は、私よりも先輩の事をよく知っていた。
それから毎日昼休みになると私は窓の外を眺め先輩が裏庭に出て来るのを待っていた。
先輩も毎日サッカーボールを持って裏庭に出てきた。
そして私に微笑み手を振る…。
そんな毎日が続きながらも、前期の委員会が終わった。
そして、後期の委員会決めの時、私は一番楽そうな保健委員を選んだ。
それが小さな運命の始まりだった…。
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