バスターズ!・第十二話「私の名は・・・」
「少し長く話しすぎたようだ。」
女はサングラスをかけながら言った。
「じきに時は動きだす。」「・・家に帰れんのか?」龍一は恐る恐る聞いた。
「ああ、かまわん。」
女は答えた。
(やった!よかった!家に帰れる!)
龍一は心の中で歓喜の声を上げた。安堵した表情の龍一に女が呼び掛ける。
「おい、お前名前と年齢は?」
「え?」
一瞬質問の意味が理解できなかった。
「名前と年齢だ。」
「ああ・・・藤堂龍一、17才。」
龍一の名前を聞いて女は少し驚いたような顔をした。(藤堂・・?いや、まさかな・・・)
「?」
女の表情を見て不思議がっている龍一に、女は気を取り直して言い返した。
「私の名は咲坂塔子(さきさか とうこ)。年齢はたしか・・・23だ。」
「咲坂・・・塔子」
龍一はなんとなくその名を言ってみた。
言った直後、咲坂はバイクのエンジンをかけ「ヴォン」と音が鳴ると、バイクは小刻みに震えはじめた。
「明日にでも連絡する。」咲坂は龍一が手に持っている携帯を指差して言った。「えっ?連絡って・・・ちょっと、おい!」
龍一が質問し終わる前に咲坂は無言でバイクを発進させ、やがて闇夜に消えていった。
女はサングラスをかけながら言った。
「じきに時は動きだす。」「・・家に帰れんのか?」龍一は恐る恐る聞いた。
「ああ、かまわん。」
女は答えた。
(やった!よかった!家に帰れる!)
龍一は心の中で歓喜の声を上げた。安堵した表情の龍一に女が呼び掛ける。
「おい、お前名前と年齢は?」
「え?」
一瞬質問の意味が理解できなかった。
「名前と年齢だ。」
「ああ・・・藤堂龍一、17才。」
龍一の名前を聞いて女は少し驚いたような顔をした。(藤堂・・?いや、まさかな・・・)
「?」
女の表情を見て不思議がっている龍一に、女は気を取り直して言い返した。
「私の名は咲坂塔子(さきさか とうこ)。年齢はたしか・・・23だ。」
「咲坂・・・塔子」
龍一はなんとなくその名を言ってみた。
言った直後、咲坂はバイクのエンジンをかけ「ヴォン」と音が鳴ると、バイクは小刻みに震えはじめた。
「明日にでも連絡する。」咲坂は龍一が手に持っている携帯を指差して言った。「えっ?連絡って・・・ちょっと、おい!」
龍一が質問し終わる前に咲坂は無言でバイクを発進させ、やがて闇夜に消えていった。
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