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月の葉書27

[474]  速見  2008-01-06投稿
風紀)襲撃されたん………だ…………雷家に…………


風紀の言葉から信じられない言葉が飛び出してきた


ナラビ・香雲)えっ!!?


二人は耳を疑った


〜二年前〜


風紀・香雲・雷斗の三人は事件の日も仲良く遊んで、ちゃんと明日も遊ぶ約束をしていた

雷斗もこの日もなんら代わり映えもなく気弱な態度であった


だが、深夜


「襲撃だぁぁぁぁぁぁぁぁ」


大きな風家の屋敷から火の手が伸びる中、その一言が屋敷にこだました。襲撃してきたのは、隣に屋敷を5キロ先に構えていた雷家であった



だが、時は既におそかった…………風家の一族の大半の者が雷家の不意打ちによって殺されたのだ

だが、生き残った風家も戸惑いながらも雷家と戦うが、頭数が違いすぎて小一時間で殲滅されてしまった

元々力が等しい両家だ。不意打ちでもすれば、あっという間に風家を殲滅できる。ましてや、味方だと思っていた人からの攻撃だ……殺られても仕方がない



そして、その時


風紀)なっ………何やって………るんだよ。雷斗?


寝起きだった風紀の視界に入ってきた光景は、死んでいる風家の人の屍をバックに赤く染まった手をして返り血を浴びている雷斗の姿だった!!!


雷斗)風紀。死んでくれないかな?

そこには、いつもの気弱な雷斗の姿は無かった!!!!!

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