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初恋?-2

[155]  エリ  2008-01-07投稿
神社までは歩いて30分。
寒いけどダイキが手を握っててくれるだけで暖かくなる。
神社につくと、人でいっぱいだった。
はぐれないようにダイキが前を歩いて道を作ってくれる。
「エリ、大丈夫か?」
振り返りながら何度も確かめてくれる。
「うん!大丈夫だよ!」
ダイキの優しさに思わずにやけてしまう。
時計を見ると0時を過ぎていた。
「ダイキ!」
「ん?どうした?人に酔ったか?」
心配性なダイキの性格。
「違うよ!あけましておめでとう!」
にっこり笑ってダイキを見つめた。
「そっか!おめでとう!」
ダイキも笑顔で返してくれた。
2人で一緒にお賽銭をなげてお祈りした。
“ダイキと幸せになれますように…”

「エリは何をお願いしたの?」
熱心に手を合わせている私を見て、ダイキは不思議そうに言った。
「内緒!ダイキは?」
「なら、俺も内緒だな!」ダイキの子供っぽい笑顔を見て、願い事が一緒だといいなって心から思った。

人混みをかきわけて道路まで出てくると、1時を過ぎていた。
「なぁ、初日の出見に行かねぇ?」
「行きたい!でも、どこに?」
「川の堤防とか?とにかく、行こう!」
「うん!」
一度家に戻って自転車で行くことにした。
自転車の後ろに座って、ダイキの背中を軽くつかんだ。
「ほら、しっかりつかまれよ!」
そう言って、腰に腕を回させた。
「落ちるなよ!」
「うん。」
力強くペダルをこぎだして、どんどん早く進んでいく。
恐くなって思いっきりしがみついた。
私が恐がるのを面白がってダイキは速度を上げたり、ジグザク運転したり、ふざけあいながら川にむかった。

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