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─ Supli ─No.2

[364]  涼宮可鈴  2008-01-07投稿
幸せ・・・好きな事をしている時。
幸せ・・・好きな時間を自由に使う時。

幸せ・・・・・・・好きな人と一緒にいる時間(とき)。

私の一生の幸せは、「好きな人と一緒にいる時間」。居るだけで、見つめるだけで幸せだった。
「元旦も、隆二家族と、私の家族、一緒なんだろうね。」
「そだな。」
「ねぇ、隆二はさ、毎年何を願ってた?」
「由美は?」
「私は、隆二と一緒にいられますように。隆二と、一緒に笑ってられますように。」
「俺はなぁ・・・!由美と結婚できますように。」
え・・・・・?今・・・なんて・・・「由美、俺と結婚してくんないか?」
少し間が空いた。
「結・・・婚・・・。」
「嫌・・・か?」
「ううん!そんな事ない!」
「じゃあ、俺が18歳になるまで浮気すんなよ〜!」
「しないよ〜!」
と、私達は笑っていた。

翌日・・・
「由美〜!起きなさい〜!由美?由美!!起きなさ・・・・・・・・」
由美の母は、呆然と立ち尽くした。
由美は、ベットに横になりながら、口から血を流していた。
「由美ぃいいいい!」
母は、泣き叫び、とにかく、救急車を呼んだ。

病院に着き、由美は安静にしたあと、目を開けて、先生から話を聞いていた。
「貧血・・・・・?」
「あぁ。そうだよ。だから、由美ちゃんは、余計心配しなくていいんだ。」
「なんだ。よかった。」
「由美ちゃんは、ホールで待っててね。お母様に、薬の事とか言うから。」
「はい。」
由美は、診察室を後にした。
「お母様、驚くのも無理はありませんが、聞いてください。・・・・・・・由美さんは ・・・白血病です。」

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