◆DICE◇
貴方はお金の為なら運命に身を任せられますか?
俺は西原圭吾、医者になるため東京に一人暮しを始め有名な医大に入った
医者が格好良いとか憧れたとかそんな理由で目指しているわけではない
お金……医者になれば大金が手に入る、俺はこんな単純な考えで中学から過ごしてきた
勿論中学、高校と校内トップの優秀な生徒だった
学校の休み時間はひたすら勉強、家へ帰れば夜3時まで勉強。当然友達なんてものはいない
構わん、全ては裕福な暮らしを手に入れる“金”のため…
「いらっしゃいませ」
俺は学校帰り、夕飯を買うためコンビニに入った
「テストのために甘い物でも買っとくか」
明日は大学残留の定期試験があるのだ
「1955円になります」
「有難うございました」
「チッ、残り310円…これが将来医者の持つ金額かよ」
明日の試験に控えるため早く家に戻った
「さて、勉強するか」
俺に休んでいる暇はない
夜食とコーヒー片手に黙々と勉強を始めた
夜中の3時になりいつも通り勉強をやめ寝る事にした
「よし…これで良いだろう、もう寝よう」
チッ…チッ…チッ…チッ
時計の音が耳障りなくらいはっきり聞こえる
「ああ!眠れない」
初めての試験に少し緊張して寝れないようだ
翌日、朝9時…
俺は飛び上がるように起きた
「クソッ!こんな日に遅刻かよ」
9時30分から試験開始…俺には珍しい寝坊だった
それに予定としては早起きし残りの勉強をするつもりであった
俺は大急ぎで大学へ向かった
「はぁ…はぁ…なんとか間に合ったな」
「始め!」
分厚い問題用紙が配られ試験が始まった
「よし、ここは昨日やったな。余裕だ」
俺は次々と問題を解いていった……中間までは
「な…なんだこれ…」
急にペンの動きが止まった
「…わからない、こっちも…見た事ない…」
俺は時間の経過と共に焦り始めた
「止め!」
大部分が空白で試験は終了した
「ば…馬鹿な……こんなはずは」
案の定、俺は大学を降ろされた
大金持ちという夢も絶たれ全てを失った人の様に家へ戻った
すると玄関前に黒い箱が置かれていた
俺は西原圭吾、医者になるため東京に一人暮しを始め有名な医大に入った
医者が格好良いとか憧れたとかそんな理由で目指しているわけではない
お金……医者になれば大金が手に入る、俺はこんな単純な考えで中学から過ごしてきた
勿論中学、高校と校内トップの優秀な生徒だった
学校の休み時間はひたすら勉強、家へ帰れば夜3時まで勉強。当然友達なんてものはいない
構わん、全ては裕福な暮らしを手に入れる“金”のため…
「いらっしゃいませ」
俺は学校帰り、夕飯を買うためコンビニに入った
「テストのために甘い物でも買っとくか」
明日は大学残留の定期試験があるのだ
「1955円になります」
「有難うございました」
「チッ、残り310円…これが将来医者の持つ金額かよ」
明日の試験に控えるため早く家に戻った
「さて、勉強するか」
俺に休んでいる暇はない
夜食とコーヒー片手に黙々と勉強を始めた
夜中の3時になりいつも通り勉強をやめ寝る事にした
「よし…これで良いだろう、もう寝よう」
チッ…チッ…チッ…チッ
時計の音が耳障りなくらいはっきり聞こえる
「ああ!眠れない」
初めての試験に少し緊張して寝れないようだ
翌日、朝9時…
俺は飛び上がるように起きた
「クソッ!こんな日に遅刻かよ」
9時30分から試験開始…俺には珍しい寝坊だった
それに予定としては早起きし残りの勉強をするつもりであった
俺は大急ぎで大学へ向かった
「はぁ…はぁ…なんとか間に合ったな」
「始め!」
分厚い問題用紙が配られ試験が始まった
「よし、ここは昨日やったな。余裕だ」
俺は次々と問題を解いていった……中間までは
「な…なんだこれ…」
急にペンの動きが止まった
「…わからない、こっちも…見た事ない…」
俺は時間の経過と共に焦り始めた
「止め!」
大部分が空白で試験は終了した
「ば…馬鹿な……こんなはずは」
案の定、俺は大学を降ろされた
大金持ちという夢も絶たれ全てを失った人の様に家へ戻った
すると玄関前に黒い箱が置かれていた
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