この愛の結末(11)
それは差出人の書かれていない手紙。
少し厚みがあるそれの封を開けた。
カサッ…。
中から出て来たのは大型のスカーフ。
(誰だろ?こんなの送って来たの…)
もう一度封筒をじっくり確認する。
?
よく見たら、これ…
消印がない。
誰かがわざわざウチに?
初めはその程度にしか思わなかった。
けど、その日だけじゃなかったんだ―。
二日目、同じ封筒に同じスカーフ。
ただ初めと違ったのは、赤い染みのような物が付着していた事。
「何これ…血…!?」
気持ちが悪くてごみ箱へ封筒ごと捨てた。
そして三日目。
「ッ…キャアアァ!!!」
赤く染め上がったそれは、
細かく
細かく
切り裂かれていた。
…さん?
「松本さん!?」
「え!あ…」
呼ばれて振り向くと三浦さんが心配した顔でこちらを覗き込んでいた。
「どうしたの?」
やだな…コンピューター目の前に思い出しちゃった。
早く忘れたいのに。
「また悩んでるみたいだね」
…彼の顔を見たらなんか黙っていられなくて…
私は全てを話した。
ここ最近の不可解な出来事を。
少し厚みがあるそれの封を開けた。
カサッ…。
中から出て来たのは大型のスカーフ。
(誰だろ?こんなの送って来たの…)
もう一度封筒をじっくり確認する。
?
よく見たら、これ…
消印がない。
誰かがわざわざウチに?
初めはその程度にしか思わなかった。
けど、その日だけじゃなかったんだ―。
二日目、同じ封筒に同じスカーフ。
ただ初めと違ったのは、赤い染みのような物が付着していた事。
「何これ…血…!?」
気持ちが悪くてごみ箱へ封筒ごと捨てた。
そして三日目。
「ッ…キャアアァ!!!」
赤く染め上がったそれは、
細かく
細かく
切り裂かれていた。
…さん?
「松本さん!?」
「え!あ…」
呼ばれて振り向くと三浦さんが心配した顔でこちらを覗き込んでいた。
「どうしたの?」
やだな…コンピューター目の前に思い出しちゃった。
早く忘れたいのに。
「また悩んでるみたいだね」
…彼の顔を見たらなんか黙っていられなくて…
私は全てを話した。
ここ最近の不可解な出来事を。
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