この愛の結末(14)
彼は「はい」と言って電話に出たんだと思う。
…けど、私の叫び(呼び)声でそれは全く聞こえなかった。
三浦さんは、ホントに5分くらいで駆け付けてくれた。
息を切らして片手に携帯を握り締めたまま…。
「大丈夫、落ち着いて」
玄関で座り込んだ私を抱き締めて背中を擦ってくれる。
三浦さんは暖かくて、私はすっかり身を委ねていた。
「良かった…松本さんに何もなくて…」
私のソファーに二人並んで座ってる。
ネクタイを緩めている隣の彼に頭を下げた。
「ごめんなさい…。ホント迷惑かけて」
「良いよ。僕が言ったんだから。何かあったら電話してって」
「でも、つい甘えちゃって…」
「いーのっ。松本さんに何かあったら僕が嫌なんだよ」
目と目が合って…私は一方的に照れてしまった。
何か告白みたいだったから。
三浦さんはいつもと変わらないけど。
…そう思ったけど、そこから何か二人とも無言になって、しばらくしたら彼から切り出した。
「こんな時に何なんだけど…」
時計の音が妙に耳障りだ。
私は黙って言葉の続きを待っていた。
「松本さんさえ良ければ…
僕と付き合って欲しい」
…けど、私の叫び(呼び)声でそれは全く聞こえなかった。
三浦さんは、ホントに5分くらいで駆け付けてくれた。
息を切らして片手に携帯を握り締めたまま…。
「大丈夫、落ち着いて」
玄関で座り込んだ私を抱き締めて背中を擦ってくれる。
三浦さんは暖かくて、私はすっかり身を委ねていた。
「良かった…松本さんに何もなくて…」
私のソファーに二人並んで座ってる。
ネクタイを緩めている隣の彼に頭を下げた。
「ごめんなさい…。ホント迷惑かけて」
「良いよ。僕が言ったんだから。何かあったら電話してって」
「でも、つい甘えちゃって…」
「いーのっ。松本さんに何かあったら僕が嫌なんだよ」
目と目が合って…私は一方的に照れてしまった。
何か告白みたいだったから。
三浦さんはいつもと変わらないけど。
…そう思ったけど、そこから何か二人とも無言になって、しばらくしたら彼から切り出した。
「こんな時に何なんだけど…」
時計の音が妙に耳障りだ。
私は黙って言葉の続きを待っていた。
「松本さんさえ良ければ…
僕と付き合って欲しい」
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