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宝物5

[206]  ラク  2008-01-08投稿
授業が始まっても全く身が入らない。全く集中できない。
そのまま昼になり、俺は学食でカレーを食べていた。ちょっと目線を向こうにやると楽しそうにいちゃつくカップルがいる。うらやましい…。俺もあんな風に彼女作りたい…
「あの、すいません」
そのとき俺はようやく我に返った。
「隣、空いてますか?」
女だ。気まずい。
「はい…」
「他に何処も空いてなくて…。隣、いいですか?」
「どうぞ…」
俺はただひたすらこの場から逃れようと、急いでカレーを口に運んだ。そしてそのまま学食を出た。
はぁ…。彼女作りたい作りたいっていつも考えてるけど、俺って性格がどうしようもないんだよなぁ…。外見の問題だけじゃないかもな…。
それから授業も終わり、いつも通りのテンションで駅へ着いた。
電車がやってきた。今日はいつも以上に人が多い。乗り込むだけで精一杯だ。
大勢の人混みの中で遠くに誰かを発見した。
それは綾だった。綾は隣の男と楽しそうにしゃべっている。あれが綾の彼氏だろうか。ふと、あの写真が脳裏をよぎった。俺は綾を避けるように裏道を通って家に帰った。
夜になり、テレビをつけると天気予報がやっていた。明日は午後から雨か…。俺は電車の中で見た綾の顔を思いながら眠った。

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