携帯小説!(PC版)

トップページ >> ファンタジー >> Human or Demon? ? 前編 

Human or Demon? ? 前編 

[323]  漣斗  2006-04-08投稿
  少女と魔物を乗せた車はターゲット(賞金首)がいる村へ向かっている。
 「てゆーか、何で私が運転してんの!」
 「御前が運転席の方に座ったんだろ・・・」
 「御前じゃなくて萌って言うの!も・え」
 遅れたが、少女の名前は萌(モエ=アスターナ)、
そして、魔物の名前は魔央(マオ=リスケル)。
 「へー」
 「『へー』じゃなくて、君は?」
 「魔央」
 「そ。魔央、か・・・いかにも魔物っぽい名前・・・」
 「悪かったな」
 「それより、今日やる賞金首・・・強そうだよ?」
 魔央は車の窓から外を眺めながら言う。
 「かまわねぇさ・・・。俺は強い」
 「・・・。あ・・・着いたよ、この村だ」
 その村は木がとても多く、何も無い田舎の村だ。一見平和な村に見えるが村の奥に大きな城が建っていた。
 「あの城にターゲットがいるのか?」
 「うん・・・。手配書によると、ね」
 「へー」
 「とりあえず、車から降りて村の人に話を聞いてみよ」
 「おぅ」
 だが、村には人っ子一人見当たらない。
 「あぁっ?誰もいねぇ・・・のか?」
 「まって、人がいるよ」
 家の中から女性がバケツを持って出てくる。
 「あ、あのぅ・・・」
 井戸の前で水を汲もうとした女性に話しかける。
 「はい・・・?何でしょうか・・・」
 その女性は、とても細く今にも倒れそうなくらいに顔色が悪い。
 「ど、どうしたんですか?顔色が・・・」
 「えぇ、皆そうです」
 「えっ・・・?皆って・・・」
 魔央が言う。
 「この村は1年前までとても平和な村でした。でも、あの人が来てからは・・・」
 「スティヌ=ムーア・・・ですか?」
 萌が手配書を見せながら言う。
 「はい・・・。彼が着てからというもの、一ヶ月に一度取り立て人が来てお金を取っていくのです」
 「ってことは、その金であの城を建てたのか」
 「そぅみたい」
 と、その時前方から1人の男が歩いてきた。

感想

感想はありません。

「 漣斗 」の携帯小説

ファンタジーの新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス