ミステリースクール2
校門の前にきたところでふと、後ろに気配を感じた。
『あれ?ふじやまじゃね??どしたん、こんな時間に。』
平畠だった。
藤山には少し平畠が笑ったように見えた。
『え?さっきおまえから変な無言電話あってなんか気になってさ、気付いたらここに来てた。…ひらこそなんかあったん?』
藤山は携帯の着信履歴を見せながら言った
『ほんとだ、実はさっき携帯を学校に忘れたん思い出してさ、明日でもいいかなって思ったけどほら、朝掃除のやつらに発見されたくねーし、と思って、てゆーか誰がオレの携帯かってに使ってんだろ!?』
『うん。今は電源入ってなかったけどね。…携帯取りに行く?』
『…あのさ、今思ったんだけどこの時間の学校ってめっちゃ怖いね。…』
『うん。人死んどるしね。…』
『そういえばふじやまさー、横井さんてなんで死んだんか知ってる?』
平畠は少しうつむきながら言った
『え?病気かなんかで急に倒れたんじゃなかったっけ?』
『実はあれ、誰かに殺されたって噂あるらしいよ。…』
藤山は一瞬鳥肌が立った
詳しく話を聞こうと思ったがすぐには聞けなかった
『とりあえずふじやまがいて良かった。一緒に携帯取りに行こう、もしかしたら警備員の人見つけて預かっとるかも』
二人は裏口へと向かった。
さっきまでは明るかった月も次第に雲が覆っていった…
学校は夜間は警備員が対応するようになっていた
裏口から入るとすぐ明かりの付いた警備員室が見えた
『すいませーん!一年五組の平畠といいますけどー!』
平畠は慣れた感じでドアを叩いた
『すいませーん!教室に携帯忘れたみたいで』
しかし返事はなかった
『見回りに行ってるのかな。』
『教室に行ってみよっか』
二人はなるべく音がたたないように二階の教室に向かった
薄暗い校舎内は想像以上に不気味なものがあった
教室に入ると暗がりの中、平畠は自分の机やロッカーをあさり始めた
『あれー、ない。やっぱ誰か持ってんのかな?』
その時、上の教室から机を引きずったような音がした
『ガ・ガガ・ガ・・・』
『!?』
(上に誰かいる)
二人は目を合わせた二階は確か二年五組、1ヶ月前に急死した横井学の教室
『・・・どうする?・・・上、行ってみる?』
平畠が小声で聞いてきた
平畠は中学からの友達で、この学校に入って楽器などしたこともなかったのにできたばかりの吹奏楽部に誘ったのも彼だった
『あれ?ふじやまじゃね??どしたん、こんな時間に。』
平畠だった。
藤山には少し平畠が笑ったように見えた。
『え?さっきおまえから変な無言電話あってなんか気になってさ、気付いたらここに来てた。…ひらこそなんかあったん?』
藤山は携帯の着信履歴を見せながら言った
『ほんとだ、実はさっき携帯を学校に忘れたん思い出してさ、明日でもいいかなって思ったけどほら、朝掃除のやつらに発見されたくねーし、と思って、てゆーか誰がオレの携帯かってに使ってんだろ!?』
『うん。今は電源入ってなかったけどね。…携帯取りに行く?』
『…あのさ、今思ったんだけどこの時間の学校ってめっちゃ怖いね。…』
『うん。人死んどるしね。…』
『そういえばふじやまさー、横井さんてなんで死んだんか知ってる?』
平畠は少しうつむきながら言った
『え?病気かなんかで急に倒れたんじゃなかったっけ?』
『実はあれ、誰かに殺されたって噂あるらしいよ。…』
藤山は一瞬鳥肌が立った
詳しく話を聞こうと思ったがすぐには聞けなかった
『とりあえずふじやまがいて良かった。一緒に携帯取りに行こう、もしかしたら警備員の人見つけて預かっとるかも』
二人は裏口へと向かった。
さっきまでは明るかった月も次第に雲が覆っていった…
学校は夜間は警備員が対応するようになっていた
裏口から入るとすぐ明かりの付いた警備員室が見えた
『すいませーん!一年五組の平畠といいますけどー!』
平畠は慣れた感じでドアを叩いた
『すいませーん!教室に携帯忘れたみたいで』
しかし返事はなかった
『見回りに行ってるのかな。』
『教室に行ってみよっか』
二人はなるべく音がたたないように二階の教室に向かった
薄暗い校舎内は想像以上に不気味なものがあった
教室に入ると暗がりの中、平畠は自分の机やロッカーをあさり始めた
『あれー、ない。やっぱ誰か持ってんのかな?』
その時、上の教室から机を引きずったような音がした
『ガ・ガガ・ガ・・・』
『!?』
(上に誰かいる)
二人は目を合わせた二階は確か二年五組、1ヶ月前に急死した横井学の教室
『・・・どうする?・・・上、行ってみる?』
平畠が小声で聞いてきた
平畠は中学からの友達で、この学校に入って楽器などしたこともなかったのにできたばかりの吹奏楽部に誘ったのも彼だった
感想
感想はありません。