初恋?-3
帰り時間になると、ミカはすぐ教室をとびだした。
「ミカ!もう帰るの?」
呼び止めると、
「ヒロシくんとデートなの!バイバーイ!」
と言って、3年の教室に走っていった。
サチコとコウヘイは部活に行ってしまい、私もダイキと一緒に帰ることにした。
「ミカに話した?」
ダイキが心配そうに言った。
「うん。話したら、おめでとうって言ってたよ。」
ふとダイキの方を見ると、ちょっと淋しそうな表情をしていた。
こんなダイキを見たのは、学祭の後に教室でミカの相談をされたとき以来だった。
まだミカのことが心のどこかに残ってたのかな?
こんな表情をするダイキを見るたびに、私はダイキにこんな思いさせない、と思った。
その後、ちょっと元気がなくなったダイキを笑わせようと、思いつくかぎりのおもしろい話をした。
ダイキも察してくれたのか、笑顔になってくれた。
別れ際に、やさしいキスをしてくれた。
そして小さい声で“ありがとな”って、言ってくれた。
ダイキの一言一言が私を幸せにしてくれたんだよ。
不安な気持ちを忘れさせてくれる。
とても幸せな3学期の始まりだった。
「ミカ!もう帰るの?」
呼び止めると、
「ヒロシくんとデートなの!バイバーイ!」
と言って、3年の教室に走っていった。
サチコとコウヘイは部活に行ってしまい、私もダイキと一緒に帰ることにした。
「ミカに話した?」
ダイキが心配そうに言った。
「うん。話したら、おめでとうって言ってたよ。」
ふとダイキの方を見ると、ちょっと淋しそうな表情をしていた。
こんなダイキを見たのは、学祭の後に教室でミカの相談をされたとき以来だった。
まだミカのことが心のどこかに残ってたのかな?
こんな表情をするダイキを見るたびに、私はダイキにこんな思いさせない、と思った。
その後、ちょっと元気がなくなったダイキを笑わせようと、思いつくかぎりのおもしろい話をした。
ダイキも察してくれたのか、笑顔になってくれた。
別れ際に、やさしいキスをしてくれた。
そして小さい声で“ありがとな”って、言ってくれた。
ダイキの一言一言が私を幸せにしてくれたんだよ。
不安な気持ちを忘れさせてくれる。
とても幸せな3学期の始まりだった。
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