きっと…ずっと…
「ねぇ、ママ、あたしに会えて良かった?」1‐やっと出会えた
9月22日 雨
あ〜ぁ…運動会は延期だね。息子達の残念そうな顔。そこに電話が鳴る。ナンバーディスプレイには見慣れない番号。受話器越しには聞き慣れた声。息子の担任の先生からだった。「今日の運動会は中止になりました」
その時はそれで終わり。翌日、旦那は相変わらず出かけ、私は一人夜長を過ごす。そしてふと思ったんだ。ナンバーディスプレイの番号が。もし同じ携帯ならメールが出来るはず…。ちょっとやってみよっかな。
期待と罪悪感と入り混じった変な感覚。〈今晩は!突然すみません。あきのママです。もしかして同じ携帯なら…って思ってメールしてみました〉
送信!!
あ…送れちゃったよ。ちょっとまずかったかな?返信は来るはずもなく時間は過ぎる。翌日、ふと携帯を見ると《メール受信》の文字。うっそ!
先生からの返信だった。〈今晩は!携帯一緒ですね!ビックリしました!〉
そう…私達はここから始まったね。偶然の偶然、いや、これこそ運命って言うんだね。
出会うべくして出会った瞬間。
私は3児の母。彼は息子の保育園の担任の先生。私より3つ下の彼は、見た目優しく穏やかで何より子供に温かい人。私の中の悪い虫が、動き出した瞬間だった。
2‐運命の人
それから私達が恋に落ちるのは、まさに急展開。何気ないメールのやり取り。私的にはどうこうなりたい気はなかったの。ただ、興味本意でメールして行くうちに、色々分かっていった。5年間付き合ってる彼女がいること、来年1月に入籍する事、そして私の事を可愛い人と思ってくれてた事。私だからメール返信してくれた事…。久しぶりにちょっといけない事してる自分が楽しくて、踏み込んでしまったの。
だけど、あなたに出会うには、私が旦那と結婚して、子供産んで、この保育園に入れてなかったら出会えなかったの。今までの私の人生、あなたに会う為に作られてきたシナリオ。こうゆう形でしか出会う事ができなかった私達は、これから切なくも苦しい恋を成し遂げて行く事になるのだった。
9月22日 雨
あ〜ぁ…運動会は延期だね。息子達の残念そうな顔。そこに電話が鳴る。ナンバーディスプレイには見慣れない番号。受話器越しには聞き慣れた声。息子の担任の先生からだった。「今日の運動会は中止になりました」
その時はそれで終わり。翌日、旦那は相変わらず出かけ、私は一人夜長を過ごす。そしてふと思ったんだ。ナンバーディスプレイの番号が。もし同じ携帯ならメールが出来るはず…。ちょっとやってみよっかな。
期待と罪悪感と入り混じった変な感覚。〈今晩は!突然すみません。あきのママです。もしかして同じ携帯なら…って思ってメールしてみました〉
送信!!
あ…送れちゃったよ。ちょっとまずかったかな?返信は来るはずもなく時間は過ぎる。翌日、ふと携帯を見ると《メール受信》の文字。うっそ!
先生からの返信だった。〈今晩は!携帯一緒ですね!ビックリしました!〉
そう…私達はここから始まったね。偶然の偶然、いや、これこそ運命って言うんだね。
出会うべくして出会った瞬間。
私は3児の母。彼は息子の保育園の担任の先生。私より3つ下の彼は、見た目優しく穏やかで何より子供に温かい人。私の中の悪い虫が、動き出した瞬間だった。
2‐運命の人
それから私達が恋に落ちるのは、まさに急展開。何気ないメールのやり取り。私的にはどうこうなりたい気はなかったの。ただ、興味本意でメールして行くうちに、色々分かっていった。5年間付き合ってる彼女がいること、来年1月に入籍する事、そして私の事を可愛い人と思ってくれてた事。私だからメール返信してくれた事…。久しぶりにちょっといけない事してる自分が楽しくて、踏み込んでしまったの。
だけど、あなたに出会うには、私が旦那と結婚して、子供産んで、この保育園に入れてなかったら出会えなかったの。今までの私の人生、あなたに会う為に作られてきたシナリオ。こうゆう形でしか出会う事ができなかった私達は、これから切なくも苦しい恋を成し遂げて行く事になるのだった。
感想
感想はありません。