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天の詩?

[412]  Joe  2008-01-12投稿
「今はあんたが奴の仲間でない証拠もない、奴が本当に俺達を殺すのかという事もまだわからん。おまけに奴の狙いも解らん。解らんづくしであんたの言葉をどうやって信じろと言うんだね?」
心とは少し別の事を言ってみた。
すると、
「今は、私を信じてくださいと言ってるんじゃありません。それしかない、と言ってるんです。他に方法がない以上どうしようもないじゃありませんか。」
何か普通の女とは違う強さの様なものがある。
むろん、みきの言う事は解っている、今はそれしかない。その裏で隠し通せないとも思うのである。
「まぁまぁ。土方さん今はそれしかないでしょう。」
「そうだぜ。この娘が奴の仲間だったとしても、俺が責任をとるよ元々俺が原因だからな。」
新八は珍しく、くどくどと土方を説得した。土方もようやく折れて、「しかたない。」と言ってしまった。
だが
「するなら、念入りにだ。」
こうと決まれば、土方の行動は早かった。
どこからか男物の着物一揃えと大量のさらしを持ってきて、着替えさせた。

出来た

想像を超える美男ができた。歌舞伎役者の二枚目などそばにもよらない。
「とりあえずは、出来た。しかし、これで誤魔化し続けられるわけはない。」
無言でうなずいた。
「・・・。」
「・・・。」

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