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冬であるなら

[373]  コンパス  2008-01-13投稿
震える体が頭を起こして

眠れる頭が窓を開けて

憂える心が窓を閉めて

踊れぬ足が布団を導いて

迷える私が吐息を漏らして


一言、


雪、だ。と


雪掻きが私を待っている

振り止まぬくせに待っている
早く行かないと仕事が増える
だけど布団は鉛の衣

私をはりつけにする


雪掻きが私を待っている

すぐやれよとせかしている

のろく歩くと仕事が終らぬ

だけど今日は休みの日

私を布団に引き戻す

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