君と僕のユメ。6
貴士は、あの不思議な女の子の方を見た。
相変わらず、ぴくりともせずに本を読んでる。
あぁ…女子に見とれて学級委員長だなんて…入学早々ついてない…な。
バシッ!!
「……ってぇ」
貴士は何が何だかわからずに、突然教科書で叩いてきた太郎を睨んだ。
「今見てただろ!」
と言って太郎は頬をふくらませてる。
「ちげーよ、俺は…ミオって子の斜め前にいる子を見てただけだって」
「斜め前って………高木桜?!」
桜っていうのか。
「名前は知らないけど」
「変わってる子らしいよ」
「へぇ…」
まぁ確かに行動からしてそんな感じは。
「なんだよ、貴士。そういうことか!」
太郎は前のにやりとした顔に戻った。
「高木ちゃんが気になって、普段は超めんどくてやりたくない学級委員長になって、高木ちゃんにお近づきになろうって作戦か」
「は!!!!???そんなわけないだろ!」
「照れるなって」
「別に照れてなんか」
「だってお前さ、この情報量豊かな俺に今初めて他人、しかも女子のこと聞いてきたんだぞ」
「………」まぁ確かに。
「それは好きじゃなくても気になってるってこと!きゃー貴士ったらカ・ワ・イ・イ」
俺はいつのまにか太郎の頬を思い切り殴っていた。
相変わらず、ぴくりともせずに本を読んでる。
あぁ…女子に見とれて学級委員長だなんて…入学早々ついてない…な。
バシッ!!
「……ってぇ」
貴士は何が何だかわからずに、突然教科書で叩いてきた太郎を睨んだ。
「今見てただろ!」
と言って太郎は頬をふくらませてる。
「ちげーよ、俺は…ミオって子の斜め前にいる子を見てただけだって」
「斜め前って………高木桜?!」
桜っていうのか。
「名前は知らないけど」
「変わってる子らしいよ」
「へぇ…」
まぁ確かに行動からしてそんな感じは。
「なんだよ、貴士。そういうことか!」
太郎は前のにやりとした顔に戻った。
「高木ちゃんが気になって、普段は超めんどくてやりたくない学級委員長になって、高木ちゃんにお近づきになろうって作戦か」
「は!!!!???そんなわけないだろ!」
「照れるなって」
「別に照れてなんか」
「だってお前さ、この情報量豊かな俺に今初めて他人、しかも女子のこと聞いてきたんだぞ」
「………」まぁ確かに。
「それは好きじゃなくても気になってるってこと!きゃー貴士ったらカ・ワ・イ・イ」
俺はいつのまにか太郎の頬を思い切り殴っていた。
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