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宝物8

[152]  ラク  2008-01-13投稿
午後は予報どおり雨が降ってきた。傘持ってきといてよかった〜。
授業が終わり、帰る頃には阿部への怒りは完全になくなっていた。と同時に普段の俺に戻ってしまい、いつもの「彼女作りたい」の気持ちが頭を駆け巡った。俺は帰りがけに服を一着買ってから電車に乗った。
今日も電車混んでるな…、俺は吊り革につかまりながらあの学食の女のことを考えていた。
電車は綾の大学の駅に着いた。すると、なんと綾が乗ってきた。しかし綾は俺に気付いてない。…それにしても最近綾をよく見るな。乗客の隙間からこっそり綾のほうを見ると、今日はこの前の彼氏らしき男がいない。代わりに別の女がいて二人で盛り上がっている。俺は耳を澄ませ二人の会話を聞いた。
「ねぇ綾、男ってやっぱ見た目がよくなきゃダメだと思わない?」
「そうかな?私は見た目より性格が優しい人がスキだなぁ。今の彼氏も優しいから付き合ったんだし」
「でもやっぱカッコイイ男が一番でしょ!」
「そんなことないって。優しくて自分のことを大事にしてくれる人が一番だって!」
俺は綾の言葉に衝撃をうけた。…今まで見た目ばかり気にしていて、優しさなんてのは二の次だった。
俺は左手に持った服の入った袋を見て呆然としてしまった。

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