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Dream Theater?

[108]  K.st  2008-01-14投稿
「お前さとるだろ?バイトで3年間一緒だったじゃんか。」

(容姿はカワイイのに、こんな横暴な子いたか?)

「『浜口アスミ』は芸名。本名は亜妃(あい)!思い出したぁ?」

「あっ!」

走馬灯のように記憶が甦ってきた。

確かに知っている!ボーイッシュなやつ、いや、当時はどう見ても男だった。カワイイというよりむしろカッコいいという感じ。

(女って大人になると変わるんだな。とても同一人物には見えん。)

「何か言った?」

「い、いや、見違えるぐらい綺麗になったなって。」

彼女は急に赤面して、俺から目をそらした。

「やっ、やっぱ何も食べないでお酒飲むと、酔いが回るの早いよね。」

(なぁんだ、史緒らしいとこあんじゃん。)

「それじゃあ、夕食でも食いに行きますか?」

「うん。」

「俺の後輩が経営してるレストラン。個室もあるから安心して。」

「分かった。」

マイカーのセリカに乗り込み、部屋を後にした。
しばらくして閑静な路地裏のレストランへ着いた。

「いらっしゃいませ!」

「よう、元気でやってるか!」

「あっ、さとるさんお久し振りです!」

こいつは大学の後輩、須藤。いつもニコニコしてて気さくな奴だ。店の雰囲気はレストランというよりも、むしろバーに近い。

「個室なんだけど、空いてるかな?」

「ちょうど今空いてますよ。さとるさん、年一回じゃなくて、もっとここに顔出してくださいよ〜。」

「ごめんごめん。」

「で、そちらの方は?」
「バイト時代の後輩でさ、久し振りに会ったんで食事に誘った。」

「先輩も隅に置けませんね〜。」

「馬鹿言うな。」

「どうも初めまして。亜妃です。」

「あれっ!アスミちゃ…!」

俺は慌てて須藤の口をふさぐ。

「しっ!大きな声出すな!バレるだろ!」

「えっ!、ホントにアスミちゃんなんですか!?似てる人かと。なぜここに?」

「そのことは後々ゆっくりと話してやるから、早く案内してくれ。」

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