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SORA?

[237]  なお  2008-01-14投稿
翌日…


「紘…おはよう」

約束の時間。俺たちはいつも通りに会話をしていた。


自分でも恐ろしい。機械と知っても、璃由を愛してしまう自分のことが……


「なぁ…璃由…明日とか…暇?」


「………………」


「病院抜け出してさ…二人でどっか行こうぜ…二人だけで…」












「……いいよ」














「アリガト」

そして、俺たちは待ち合わせを決めて分かれた。











「…………」



病室に戻った俺は何も考えることができなかった。

最近、いろんな事が起こりすぎた。その代償だろう。


明日は璃由にどんな顔をすればいい?璃由は自分を機械だと知っているらしい。事実を突きつけるのも、心苦しい。



-翌日-


「箕輪さん、俺、中庭行くから。」


「えっ、こんな朝早く…………」


箕輪さんの話を聞き終わる前に歩きだしていた。


「璃由……!」


「紘!!」


いつもと変わらぬ笑顔が眩しかった。


「んじゃ、行こっか…!」


「うん………!」


すぐに電車に乗り込み、海を目指す。
海が見たいという璃由の願望からだ。


-電車の中で…-


「なぁ、璃由……」


「ん………?」


「なんでもねぇ」


何度も事実を追求しようとする自分がにくかった。

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