なにが怖い?〔2〕
「―――――イオ――。」
「ん―――?」そう言って立ち上がった彼女の名前は
イオ・カリスト。
二ヶ月ほど前に、人間とは違う少年「カロン」と出会い、行動を共にしている。
「どうしたのぉ?これ」
イオがしゃがみこみ、カロンに話し掛ける姿は、赤ん坊と話す親のようだ。
「・・・とれた・・・」
「・・・とれた・・って・・・だってこれ魚じゃない。」
「素手で・・・」
ハント種族のカロンは普通の人間とは、並外れている。
食べる量だって、イオの予想を
軽く越えイオの十倍近くは食べていることだろう。
「まぁ、いいや。」
呆れた顔のイオはカロンの凄まじさを表していた。
「それより、ねぇ、昨日から顔色悪いけど大丈夫??」
「ん―――。」
首を縦に振っている様子はまさしく子供。聞けば17歳と言っているのだが、本当かどうかも定かじゃない。
「ホントに?・・・まぁ、明日は早く出かけるから仕度しといてね?―――」
「・・・ん―――。」
また、首を縦に振っている。本当に大丈夫なんだろうか、不安な気持ちのままイオは眠りについた。
「ん―――?」そう言って立ち上がった彼女の名前は
イオ・カリスト。
二ヶ月ほど前に、人間とは違う少年「カロン」と出会い、行動を共にしている。
「どうしたのぉ?これ」
イオがしゃがみこみ、カロンに話し掛ける姿は、赤ん坊と話す親のようだ。
「・・・とれた・・・」
「・・・とれた・・って・・・だってこれ魚じゃない。」
「素手で・・・」
ハント種族のカロンは普通の人間とは、並外れている。
食べる量だって、イオの予想を
軽く越えイオの十倍近くは食べていることだろう。
「まぁ、いいや。」
呆れた顔のイオはカロンの凄まじさを表していた。
「それより、ねぇ、昨日から顔色悪いけど大丈夫??」
「ん―――。」
首を縦に振っている様子はまさしく子供。聞けば17歳と言っているのだが、本当かどうかも定かじゃない。
「ホントに?・・・まぁ、明日は早く出かけるから仕度しといてね?―――」
「・・・ん―――。」
また、首を縦に振っている。本当に大丈夫なんだろうか、不安な気持ちのままイオは眠りについた。
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