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努力が嫌いな野球小僧

[472]  藤崎 弾  2008-01-15投稿
『俺は努力が嫌いだ。』

少年の口癖である。

少年の名は木堂 雫『きどうしずく』という。

年齢は15歳で高校1年生で身長は183?と大柄でガッチリしている。

何故こんなにも体格がいいかと言うと,雫は中学のときは野球をしていたからである。

その中学野球のチームでは5番ピッチャーで左投げ左打ち.才能溢れる姿は地元の高校に来てくれないかと言うぐらいオファーがくるぐらいだった。

しかし雫はオファーが来た高校の野球部の監督にこう言って断っていた。

『自分は努力とか嫌いなんで』
監督たちはあきれたように全員こう言った。

『君は高校では野球しないのかね?』

雫は.

『いえ野球はしますよ。』

と言った。

『じゃあなぜ君はオファーがきている高校に行かないのかね?』

『簡単なことです。中学を卒業したら地元を離れて県外に引越しするからですよ。』

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