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死体の真実 1/3

[520]  2008-01-15投稿
ピーポー、パーポー、ウォーン、ウォーン、
ーーー病んでいる、この世界はーーー
32で職をなくし、小さな時の夢である私立探偵となったものの・・・
漫画やドラマのような華やかさはなく、週に1度、浮気調査の依頼が舞い込んでくるぐらいだ。


「北野さん、北野さん」
と、突然、飛込んできたのは、よく浮気調査の依頼にくる高田 昭子(34)だ。
「奥さん、またですか?まぁ、ウチとしては助かるんですけど。」
などと、私が苦笑していると、彼女は、何やら真剣な面持ちで、言葉を発しようとした、
「離婚ですか?」
と、私の方が早かった。
「違います、事件です」
彼女は、私のユーモアを無視して話始めた
「実は、私の友人の夫が、首釣り自殺をしたんです。」
「ちょっと待ってください、警察の方には」
「もちろん、けれど、死に方が不自然なんです。それなのに警察が取り合ってくれないんです。」
「しかし、他人の自殺に首をつっこむのは・・・」
「いえ、友人に頼まれたんです、探偵を紹介してくれって」
彼女は少し不満そうにいった。
「で、御依頼人は?」
「来てません。」
「なぜです?」
「しなければいけない用事があるとかないとか。」
「ご主人が他殺かもしれないのにですか?」
「友人を疑っているんですか?違います、彼女はそんな事しません、それにアリバイもあるんです。」
「そうですか、で、不自然な点とは?」
「とりあえず、現場に行きません?詳細は移動中に」

彼女:高田昭子の話によると事件の詳細は
・現場の鍵はすべてかかっていた
・被害者は、生前から恨みを買う人間ではなかった
・被害者は奥さんの留守中に、3人の訪問者にあった
・被害者は、日頃から思い悩んでいることはなく、特に普通だった
そして、自殺なら使ったはずであろう椅子が倒れていなかった。
確かに普通、自殺だったなら椅子は倒れていることの方が多い。
しかし、これだけではよくわからない。現場にいってみてからだな。

感想

  • 8472: ? [2011-01-16]
  • 8473: ? [2011-01-16]

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