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ビターコーヒー

[131]  芽衣  2008-01-16投稿
付き合っていた彼の転勤がきっかけで結婚することになった。愛してるというより空気関係の延長が結婚だ。
私も引っ越す予定が突然の転勤で仕事が片付かず、3ヵ月間の別居生活が『森』との距離を近付けた。森は会社の同期で夫と出会う前から関係を持っていた。今もコーヒーの匂いは森の唇を思い出す。
『今夜、送別会でもどう?』突然の森からの誘い。3ヵ月前から送別会?…森らしい発想。誘われるまま行きつけの店で飲み、気付けば抱き合っていた。コーヒーを飲む森は何も変わっていない…
それから私は週末に夫の住む新居、平日は森のアパートで過ごした。最後の夜、強く私を抱いた後、愛してるの言葉。らしくないセリフ…別れを感じさせた。
引っ越し後、森との連絡は途絶え、平穏な生活の物足りなさから森への気持ちは高まる。
出張帰りに顔を出してくれたのは同期の武藤だ。『随分濃いコーヒー飲むね』武藤の言葉に森への未練が強まる。
『愛美のコーヒーも苦いなぁ〜。それって森の不倫好きと関係あり?』動揺を隠すコーヒーは苦くてむせる。『後味悪いコーヒーごちそうさま〜』武藤は笑う。私は後味の悪い話に付き合い、苦いコーヒーを飲み干すしかなかった。

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