ほんとのイジメ
イジメ…
ほんとのイジメは語られない。
友達や先生に相談?それとも親に打ち明ける?
そんなことできるはずがない。
イジメがエスカレートするとか、勇気がないとか、信頼してないとかそんな低次元の話をしているわけではない。
「誰かに打ち明けること」…それは死を意味する。こんなにも情けない自分を誰かにさらせというのか。自分の無価値さを言葉にしてしまえば、その事実を認めざるをえないではないか。他人に殴られようが、存在を消されようが、そんなことはいい。自分だけは、自分が存在していいのだと信じたい。
自分で自分の価値を感じなくなるとき、それは私の「心の死」を意味する。
ほんとうのイジメは誰にも語れない。
心が死んでしまう前に、この命を絶とう。
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