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初恋21-1

[222]  エリ  2008-01-19投稿
2年生、春。
クラス替えの発表。
ダイキと同じクラスになれることを願っていた。
「エリ!また同じクラスだよ!」
サチコが笑顔で抱きついてきた。
「コウヘイもだよ!」
クラス全員の名前を見ながらサチコと抱き合った。
でも、ダイキとミカの名前がない。
「ダイキとミカは?」
ダイキの方をむくと
「俺、1組。」
と、遠くのクラス表を指差した。
私は6組。
教室がかなり離れてしまった。
「ミカは?」
サチコがミカの名前を探す。
「ミカは1組だよ!」
ダイキとミカが同じクラス。
なぜか不安を感じた。
なぜだかわからない。
でも、いやな予感がしてしょうがなかった。
それぞれの教室にむかっている間、ダイキは手を握っていてくれた。
「エリ、これから昼飯は一緒に食べよう!」
私の不安を察してくれたのか、ダイキが言った。
「1年の時みたいにいつも一緒にいられないぶん、昼くらいは一緒にいような!」
ダイキの優しさに涙がでた。
「エリは泣き虫だなぁ!」
ダイキがそっと涙を拭いてくれる。
「ダイキ、一緒に食べようね。」
泣きながら震える声で答えると、頭をやさしく撫でてくれた。

それから毎日ダイキと2人でお昼は過ごした。
ダイキがいつも、教室まで迎えにきてくれた。
何気ない時間でも、ダイキといると楽しい。
クラスが離れてしまった分、会える時間がとても大切な時間に思えた。

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