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愛の詩“あすかとはるか”「エピソード秘密」続編

[265]  RICO  2008-01-20投稿
「ごめんなさい。ずーっと前にどこかで会ったことがあるのね?」
私は恥ずかしいくて、下を向いてしまいました。
「あすかは、本当に幸せに育ったんだね。よかった。」
そう言って元の席に戻ると二度と視線を合わすことはありませんでした。
意味が解らないまま、カラオケを出た後二次会の話になった時でした。
「ねえ!あすかちゃんも二次会行くよね?」
「あの..私はあまり遅くなれないので帰ります。」
「えー!駄目だよ!一緒に行こうよ!ね!」
強引に腕を引かれた時、
「彼女は駄目だって言ってるでしょ!私達とは違うんだから。さあ行くわよ!この子は、帰るんだって!」
「バイバイ!あすかちゃーん!」
帰りたいとは思っていたけど、その時は捨てられた犬の様な顔をしていたと思います。でもそのまま直ぐに家に帰りました。
帰って母に聞きたい事が有ったから...
「ただいま」
「あら、お帰りなさい早かったのね?ゆっくりして来たら良かったのに!」
「あのね聞きたい事があるんだけど。」
「なーに?帰ってくるなり恐い顔して。」
「私の幼稚園か小学校の時近江はるかって女の子居なかった?」
母はゆっくりと目を閉じるとしばらく考えて静かに答えました。
「貴女の“クラスメート”には覚えがないわ。」
「引越しちゃった子かも解らないの!どうしても思い出せなくて。」
「貴女のクラスメートは全部とは言えないけれど。覚えているつもりよ。その名前には覚えてがないわね。でもどうして?」
「どこかで会ったことがあるはずなんだけど、どうしても思い出せなくて、でもそれって失礼でしょ!」
「ごめんなさいねお役に立てなくて。でも“クラスメート”では知らない名前よ。」
そう言うとキッチンの方に行ってしまいました。
私は諦めて明日友達に相談しようと決めて自室に帰りました。
「ただいま」
「お帰りなさい」
「あすかは?」
「自室で勉強してると思います。」
「頑張るねー!でもたまにはお父さんの相手をして欲しいんだけどなー。」
「あなたちょっとお話があります。」
「どうした?欲しい物でも出来たのかな?ラッキーだね今日は機嫌がいいよ!商談がうまく進んでてね。」
「いいえ、あすかの事で..」
「解った食事の後で良いかな?」
「ええ..」
つづく

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