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私のカタチ?

[740]  みあ  2005-10-23投稿
まだ人生の半分も生きてないと思うけど、それでもたくさんのことを考えて生きてきたと思う。
その中で私は、どうして人間は傷ついたり、傷付けたりして生きていかなきゃいくないのかが疑問である。
心の傷は目に見えないから、時にすごく深くえぐられることがある。そして、目に見えないからこそ、治ったのか、治ってないかも分からないんだ。
まったく関係がない人から受ける傷もあるけれど、やっぱり知り合い、友人、恋人、そして家族から受ける傷は大きい。


絵にかいたような幸せな家族だと思っていた。優しい両親―料理上手でいつも笑顔の母親。家族のために仕事をし、休日は子供と遊ぶ父親。可愛くて自分を慕う妹。

どこからその歯車は噛み合わなくなったのだろうか。そして原因は?
私が5歳、妹2歳のある夜中。私はふいに目を覚ました。いつもなら横に寝ているはずの母親がいない。怖くなってリビングを除くと、母がお酒を飲んでいた。声を出そうとした瞬間、玄関で音がした。母は急いで玄関に向かい、声をあらげていた。もちろん押し殺してではあるが。父親と母親がリビングに入ってくると母が泣きながら何かをずっと父に言っているのが分かった。
「いい加減にしてよ。最近いつも酔っ払って。どこで何してるのよ!説明しなさいよ!」
そのとたん、私は目を覚ましたことを後悔した。そして、足元から何かが徐々にに崩れていく気がしたのだ。
ガシャンッ
母の頬をかすめたコップはその形を変えてバラバラになって母の足元に落ちた。父は声を抑えるでもなく母をどなった!
「俺のプライバシーに入ってくるんぢゃねーよ!」
そして



バチンッ
母の頬は赤く腫れた。私はもう見ていられず、そして見てはいけないものを見てしまったんだと気が付いた。小さい子供には衝撃的だった。でも…これがただの始まりにすぎないのは、小さな私にでも分かったのだ。。。

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