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チェーンメール 22

[655]  需楽々  2008-01-21投稿
フ゛ァーーーーーン゛


耳が痛くなるような騒音が響く。

でもこれが最期。もう2度と会うことはない圭織の最期なんだ……
圭織を乗せた黒いリムジンがだんだん遠のいていく。


みんなの啜(スス)り泣く声が虚しく木霊していた。


重苦しい空気の中、私はあることを思っていた。それは……“チェーンメール”
こんな時に皮肉にもそんなことを思っている自分がいる。

もしかしたら「チェーンメールと関係してるかもしれない」という思いがまだ消えていないからなんだ……

『こんな酷い奴でごめんね…』

私は圭織に届くはずのないこの言葉を心の中で呟いた。

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