星の蒼さは 13
「どうかしたの?」
Windowsをシャットダウンしながら自動ドア越しに声の主を探る。やっと構ってもらったパソコンは一瞬パッと顔を輝かせたのも束の間、すぐに出されたシャットダウンの命令に機嫌悪そうに唸りながらそれに従った。
「また…」
「そう……」
もう説明はいらない。またと言えば彼。
「無理?」
「無理です」
「わかったわ。今行く」
出港は明日だというのに、緊張感がない。
白い詰襟の軍服を羽織り、ドアを開けて歩きだす。
その後ろを声の主、イカツイ顔の副艦長、荒木清太大尉が続く。
共にあの地獄のような一晩、「UnhappyNewYear」を生き抜いた豪傑。
赤鬼を連想させる赤ら顔はいつも殺気立っているように見える。
この大男でも手が付けられない。そんな奴が来てから2ヶ月。
艦の雰囲気は色んな意味で変わった。
「甲板…かしら」
「それが…食堂です」
「そっちか…」
ラッタルを降りていくと見える大食堂。滝川は修羅の巷と化しているであろう大食堂のドアを蹴破る勢いでバタンと開いた。
お決まり。もう何十回目かもわからない第一声を発した。
「一体何の騒ぎ!?説明なさい卯月上等!!」
食堂の中に彼を見つけるより早く指名する。
Windowsをシャットダウンしながら自動ドア越しに声の主を探る。やっと構ってもらったパソコンは一瞬パッと顔を輝かせたのも束の間、すぐに出されたシャットダウンの命令に機嫌悪そうに唸りながらそれに従った。
「また…」
「そう……」
もう説明はいらない。またと言えば彼。
「無理?」
「無理です」
「わかったわ。今行く」
出港は明日だというのに、緊張感がない。
白い詰襟の軍服を羽織り、ドアを開けて歩きだす。
その後ろを声の主、イカツイ顔の副艦長、荒木清太大尉が続く。
共にあの地獄のような一晩、「UnhappyNewYear」を生き抜いた豪傑。
赤鬼を連想させる赤ら顔はいつも殺気立っているように見える。
この大男でも手が付けられない。そんな奴が来てから2ヶ月。
艦の雰囲気は色んな意味で変わった。
「甲板…かしら」
「それが…食堂です」
「そっちか…」
ラッタルを降りていくと見える大食堂。滝川は修羅の巷と化しているであろう大食堂のドアを蹴破る勢いでバタンと開いた。
お決まり。もう何十回目かもわからない第一声を発した。
「一体何の騒ぎ!?説明なさい卯月上等!!」
食堂の中に彼を見つけるより早く指名する。
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