見上げてごらん? 2
長い時間飛び続けた梟は、とうとう大好きな飼い主さんを見つけたの。
飼い主さんはなんどか梟を呼んでくれるのですが、なぜか梟は飼い主さんの腕にとまりません…。
自分を探しに来てくれた飼い主さんを見た瞬間、梟の大きな目からいっぱいの涙が溢れていたの。
そのせいで飼い主さんの姿は見えなくて、とまりたくてもとまれたせんでした。
…気がつけばまた、飼い主さんの姿はありません…。
もっと自分を呼んでくれていたなら、この梟は大好きな飼い主さんの腕にとまることができたかもしれないけれど。
それでも梟は、また来てくれるはずと飼い主さんの姿を探して、クルクルと大空を飛んでいるの。
いつか、力尽きて飛べなくなるその日までね。
続く
飼い主さんはなんどか梟を呼んでくれるのですが、なぜか梟は飼い主さんの腕にとまりません…。
自分を探しに来てくれた飼い主さんを見た瞬間、梟の大きな目からいっぱいの涙が溢れていたの。
そのせいで飼い主さんの姿は見えなくて、とまりたくてもとまれたせんでした。
…気がつけばまた、飼い主さんの姿はありません…。
もっと自分を呼んでくれていたなら、この梟は大好きな飼い主さんの腕にとまることができたかもしれないけれど。
それでも梟は、また来てくれるはずと飼い主さんの姿を探して、クルクルと大空を飛んでいるの。
いつか、力尽きて飛べなくなるその日までね。
続く
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