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初恋22-1

[138]  エリ  2008-01-22投稿
4日後、ミカは学校に出てきた。
いつも通りの明るさを取り戻していた。
「ヒロシ君なんか、もう忘れるもん!」
そう言って笑顔をみせるミカ。
でも、どこか前と違うような違和感があった。
サチコもコウヘイも気付いていない。
きっと私の気のせいなんだと思うようにした。

昼休憩になって、いつも通りダイキを待っていると、ミカとダイキが2人で教室に入ってきた。
「お腹減ったぁ〜!」
ミカはそう言いながら、サチコの席に向かっていった。
「エリ、おまたせ。飯食いに行こ!」
ダイキに言われるまま、教室を出た。
何か様子がおかしい。
「ダイキ、ミカと何かあった?」
「別に。それより、今度弁当作ってよ!エリの手作りで。」
やけにダイキが明るかった。
いつもはクールな感じなのに。
昼休憩中ずっと明るくて、いつも以上に話している。
こんなダイキ見たことがない。
すごく不安で、ダイキが何を話したかも覚えていなかった。

午後からの授業は、ずっと上の空で、何度も先生に注意された。

放課後ダイキの教室に行くと、ダイキの姿はなかった。
「あ!エリ!」
ミカの声が背後からしてびっくりした。
「わっ!ミカ!びっくりしたぁ〜。ねぇ、ダイキ知らない?」
「ダイキなら担任に呼び出されて職員室に行ったよ!」
メールくれればいいのに。
そんなことを考えていたとき、ミカが私の顔を覗き込んだ。
「ね、エリ!話があるんだけど、今からヒマ?」
「うん。ダイキを待ってなきゃいけないし、いいよ!」
教室の適当な席に座る。
生徒はみんな部活か下校してしまったらしく、教室には私とミカしかいなかった。

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