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魔法使いのロンド

[402]  かき大将  2008-01-23投稿
こことは違う日本
魔法が存在していた。


これは魔法使いの物語


「依頼こないなぁー」


男が一人愚痴をこぼしていた。


才能があると言われてこの世界に入ったのはよかったが、仕事の依頼が全くこないのであった。


「何しんきくさい顔してんだ?」


体格のいい男が声をかけてきた。


「先輩!」




この先輩佐藤啓造は人当たりの良さから多くの者に慕われいる。


「これでも食って元気だせ」


そういって差し出したのはケーキであった。


「ケーキいいんですか!!!」


この男、多賀背仁は甘い物が大好きであった。


「このケーキ程世の中甘くないからなあ」


仁はため息をついた。

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