堕落する日
辛うじて
自分という人間を
組み立てているパーツが
みるみると
縮み腐ってゆくのがわかる。
いつか描いていた理想像が
またぐんぐん遠ざかる。
右目の視力が
奪われていく。
左方の近眼だけで私は
この世界を
羨望している。
自分という人間を
組み立てているパーツが
みるみると
縮み腐ってゆくのがわかる。
いつか描いていた理想像が
またぐんぐん遠ざかる。
右目の視力が
奪われていく。
左方の近眼だけで私は
この世界を
羨望している。
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