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同窓会hell。?

[375]  あちぇ  2008-01-23投稿
えーと頭を整理しよう。

俺は賞金かかってる。
紗耶は可愛くなってる。
彼女は俺の事が嫌いじゃない。
んで…酔ってる。

ウイスキーで泥酔してる。
「えーぁ、あのね…ん?なんの話?」
彼女はかなり泥酔してるようだ。
「いや、別に何も聞いてないよ?」

「ふーん。おやすみ。」

!!?

おやすみって!!
せめて家で寝ろよ!!!!
「ちょ…せめて家に帰ろうよ。」


?…静寂。
やけに周りがうるさく聞こえる。
なんか二次会の話をしてる。
俺が何歌いそうなのかを盛り上がって話してる。
あぁ?俺は郷ひろみ歌わんぞ!?
背後からは何も聞こえない…寝たのか?
振り返るとき彼女の俯せた姿勢に肘が当たった。

「ふは?え?…もしかして私寝てた?」

深く頷く俺。

「ほんの5分くらい。」

「何も言われなかった?」

「うん。まぁ。」

彼女は喧騒の方向へ向いて遠い目をしている。
「…皆と違って私思い出少ないから。」

と鼻で笑う。
そーいえば体悪いから、診療所に授業の途中に行ってたっけ。
お互い本ばっかり読んでたから、貸し借りもしたなぁ。
ケド、遠足(という呼び名だがやるのは釣り。)とかは彼女は来てなくて、話し相手がいなかった。

俺が回想にふけっていたまさにその時、またカランとドアが開いた。

もう来てる人は揃ってる。
一体誰が?

入って来たガタイのしっかりした奴はずぶ濡れだった。外は雨が降り出したらしい。
…やばげな奴が来た。
そう思った瞬間。

彼がやばげとかじゃなく間違いなく危ない奴だとわかった。

左手に銃器を携えている。
なんと言う銃かはわからないが、黒光りした重量感のある取っ手がついた長い筒。

一気に静かになった。

誰かが何かを言うのを皆で待っている。

「警察を呼ぶわよ」

と言った途端銃が爆発した。さっき誰が発言したのかはわからないが、そいつが跡形も無く消し飛んだ。
血は何処にも着いていない。
…その空間から無くなった。

俺も皆も理解不能で、その男が何者なのか。

誰もがわからなかった。

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