奈央と出会えたから。<60>
一瞬、クラス中がどよめいたー。
『奈央‥。ちょっと来てもらえる?!』
そのどよめきをよそに、ユカはあたしの手を引き、教室の外へ誘ったー。
『あんた、マサトのコト、どう思ってるの?!』
予測もしていないユカの質問に、あたしは驚きを隠せなかったー。
ーと言うより、
さっきユカが北岡の病気の事をクラスメイト全員の前で公表した事に対しての驚きとー
更に、今の質問に対してのソレー。
あたしは頭の中の整理がつく前に質問され、パニックになりそうだったー。
『さぁどうなの?!答えてよ、奈央。』
あたしは正直、自分の気持ちが分からなかったー。
だってこの数ヶ月の間、あたしの周りでは、あまりにも色々な出来事が起こり過ぎていたしー
北岡に対しての思いも、あたしの中でまだよく分からなくて‥。
確定した気持ちとは言えなかったかも知れないー。
けれどあたしはユカにこう答えたんだー。
『北岡君のコトは好きだよ。』
ユカは一瞬、眉間にシワを寄せ、明らかに怪訝そうな顔をしたかと思うとー
『あんたにマサトは渡さない。』
こう言い放ったー。
『奈央‥。ちょっと来てもらえる?!』
そのどよめきをよそに、ユカはあたしの手を引き、教室の外へ誘ったー。
『あんた、マサトのコト、どう思ってるの?!』
予測もしていないユカの質問に、あたしは驚きを隠せなかったー。
ーと言うより、
さっきユカが北岡の病気の事をクラスメイト全員の前で公表した事に対しての驚きとー
更に、今の質問に対してのソレー。
あたしは頭の中の整理がつく前に質問され、パニックになりそうだったー。
『さぁどうなの?!答えてよ、奈央。』
あたしは正直、自分の気持ちが分からなかったー。
だってこの数ヶ月の間、あたしの周りでは、あまりにも色々な出来事が起こり過ぎていたしー
北岡に対しての思いも、あたしの中でまだよく分からなくて‥。
確定した気持ちとは言えなかったかも知れないー。
けれどあたしはユカにこう答えたんだー。
『北岡君のコトは好きだよ。』
ユカは一瞬、眉間にシワを寄せ、明らかに怪訝そうな顔をしたかと思うとー
『あんたにマサトは渡さない。』
こう言い放ったー。
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