宝物16
家に着いても俺の心の鼓動は鳴り止まない。
真紀を最初は隣に座ってきた一人の女としか見ていなかったのに。やがて会話をすることで親近感を覚え、ついには俺の心は「恋」へと発展していった。
あの笑顔が忘れられない。テレビを見ていても風呂に入っていても忘れられない。
ベッドに横たわるといつの間にか眠っていた。
次の日、家を出ると庭に例の猫がいた。昨日手当てした右足はどうなっているだろうか。目を転じるとその足は治っていた。
直後、猫が自分から俺のほうにやって来て、俺の足にその顔をこすってきた。
俺はその猫をそのまま逃がすことが出来なかった。
このまま逃がしたらまた怪我をするかもしれない。俺がこの猫を守らなければいけない!
そう思った俺は猫を抱き上げると再び家の中に戻ってこの猫を俺の部屋に連れていった。
「夜まで待ってろよ!」
一言猫に囁いた俺は走って大学に向かった。
今日もギリギリだが大学に間に合った。
今日も昨日と同様、授業が楽しく感じる。
大学という世界がくだらない世界から夢の世界へと変わり始めていた。
午前の授業が終わり、俺は緊張と興奮を入り混ぜながら学食に走っていった。
俺はハンバーグ定食を注文していつもの席に座って待っていた。
真紀を最初は隣に座ってきた一人の女としか見ていなかったのに。やがて会話をすることで親近感を覚え、ついには俺の心は「恋」へと発展していった。
あの笑顔が忘れられない。テレビを見ていても風呂に入っていても忘れられない。
ベッドに横たわるといつの間にか眠っていた。
次の日、家を出ると庭に例の猫がいた。昨日手当てした右足はどうなっているだろうか。目を転じるとその足は治っていた。
直後、猫が自分から俺のほうにやって来て、俺の足にその顔をこすってきた。
俺はその猫をそのまま逃がすことが出来なかった。
このまま逃がしたらまた怪我をするかもしれない。俺がこの猫を守らなければいけない!
そう思った俺は猫を抱き上げると再び家の中に戻ってこの猫を俺の部屋に連れていった。
「夜まで待ってろよ!」
一言猫に囁いた俺は走って大学に向かった。
今日もギリギリだが大学に間に合った。
今日も昨日と同様、授業が楽しく感じる。
大学という世界がくだらない世界から夢の世界へと変わり始めていた。
午前の授業が終わり、俺は緊張と興奮を入り混ぜながら学食に走っていった。
俺はハンバーグ定食を注文していつもの席に座って待っていた。
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