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ユメマボロシ

[89]  飛鳥  2008-01-26投稿
「好き…って 困るよ…だって」

四季は 中3の最後に 好きだった 彼へ思い切って告白し…


見事玉砕した


四季が 好きになる人は 何故か 彼女もち


「あぁ もう無理…本当泣く」

「思い切って泣けば?あ…由香からメールだ」

幼なじみの勇太はきにせず 愛しい彼女にメールを打ってる


「勇太なんか 死ねばいいんだぁ…つか こんなにか弱い乙女が 泣いてんのに 何その態度」

「馬鹿…何処がか弱いんだ 男前じゃねぇか」

「ざけんな!」


机をバンッと両手で叩いて半分きれぎみで 教室を出る


ドンッ


「いって…」

「チッ なんだよお前」

ぶつかってしまった四季は 尻餅をついた


「………ざけんなょ」
「あっ?」

「ざけんなっつってんだよっ」


あらげた声で 半分当たり散らす形で 四季は 相手を睨む


相手は 不良だって事を軽く無視し 本気で当たる


「もっ 最悪っ フラレるしっ アタシの何処が駄目なのっ!彼女いるなら すてればいいのよっ!」


数々の暴言を吐いている真っ最中に勇太により 教室に引き戻される


「お前…本当恥ずかしい奴」


それから 泣き続けていると 先程の 不良少年が教室に入って来た
「…ん。」

机の上に置かれた飴玉と ガム


「泣くなよ…お前 意外と 純粋って 感じじゃんか…大丈夫だよ」

頭を軽く撫でられ 見上げた 顔は 四季の胸を高鳴らせた


逆光で 左耳のシルバーピアスが はんしゃして少し眩しい


表情は口はしを少し上げ目は細め

笑ってる…


ドキドキが止まらない…

すると 教室を出ようとする彼の 服の袖を掴んでいた


「……何」

「あっ えっと…名前は」

「永倉 聡」

「ながくらそう…? 」

「ん…じゃな」


廊下に消える彼の後ろ姿をただ 私は見つめた


未だに 止まない 不静脈を抱えて

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