友達 2
友達のユキからショウへのキューピッドをたのまれた翌年。
小学生最後の一年は、何故かショウとよくよく縁があった。
くじ引きで席替えをする度、必ずショウが前後左右のいずれかにいた。
卒アル製作の為にやたらと取られた写真には、必ずショウも写っていた。
「もう、マミとは喋らないから。」
そんな捨てぜりふで同じクラスの仲良し女子グループにおいてきぼりにされたときは、正直「なんでよ…。」と呟いた。
新しく転入してきた女の子が、気になる男の子として名前を挙げたのが、隣のクラスの私が好きなユウくんだった。
「なんでよ…。」
もう一度呟いてみたものの、状況の把握が出来ない。
カッコイイよね、と言ったから、そうだよね〜と答えた、だけじゃないのか…。
「言い方が嫌らしかったのかも…」
呟きながら教室に戻ると、さっと視線を感じた。
その日一日、クラス中の女の子は誰ひとりとして、私と話そうとしなかった。
(さっきのアレが原因か…)
そう思い至ると同時に阿呆らしくなってしまい、話し相手もいないまま、下校時刻を迎えた。
一人とぼとぼ歩いていると
「いじめられてんのか?」
振り返ると、ショウが真剣な顔で立っていた。
小学生最後の一年は、何故かショウとよくよく縁があった。
くじ引きで席替えをする度、必ずショウが前後左右のいずれかにいた。
卒アル製作の為にやたらと取られた写真には、必ずショウも写っていた。
「もう、マミとは喋らないから。」
そんな捨てぜりふで同じクラスの仲良し女子グループにおいてきぼりにされたときは、正直「なんでよ…。」と呟いた。
新しく転入してきた女の子が、気になる男の子として名前を挙げたのが、隣のクラスの私が好きなユウくんだった。
「なんでよ…。」
もう一度呟いてみたものの、状況の把握が出来ない。
カッコイイよね、と言ったから、そうだよね〜と答えた、だけじゃないのか…。
「言い方が嫌らしかったのかも…」
呟きながら教室に戻ると、さっと視線を感じた。
その日一日、クラス中の女の子は誰ひとりとして、私と話そうとしなかった。
(さっきのアレが原因か…)
そう思い至ると同時に阿呆らしくなってしまい、話し相手もいないまま、下校時刻を迎えた。
一人とぼとぼ歩いていると
「いじめられてんのか?」
振り返ると、ショウが真剣な顔で立っていた。
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