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愛美?〜悲恋?〜

[104]  SAKI  2008-01-27投稿
「佐野…私が婚約しても平気なの…?」

「………………」

佐野は黙り込む。

「分かりました…私はお父様の言う通り婚約します…でも私の幸せは貴方と一緒になる事なんです…それだけは…」
愛美の頬に夕焼けの明かりが反射して光っていた。




「愛美!早く準備なさいね!」

「分かっておりますお母様…少しお待ちになって…」
愛美は部屋のインターホンで麗子に言った。

今日は父親が決めた相手とのお見合いの日なのだ。
愛美はメイドに振袖を着せて貰っていた。

「さあ…お嬢様出来ましてございます」
愛美は振袖を着付けて貰い大きな鏡で姿を映して見る。

「佐野はなんて言うかしら…」愛美は心の中で囁いた。


「コン コン」「はい…どなた?」

ドアが開き品の良い紳士が入って来た。
「お嬢様 この度はおめでとうございます」

「じぃ…ありがとう…」
愛美が幼い頃から良く世話をしてくれる『じぃ』佐野の父親だ。

「お嬢様…奥様がお待ちでごさいます」

「…分かりました…今参りますとお伝えして下さいね」

「承知しましたお嬢様」
そう言うとジィはドアを閉めた。

愛美は心が冷えているのが自分で分かっていた。

…つづく…

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