携帯小説!(PC版)

幻想

[558]  月の背中  2008-01-27投稿
1994年5月1日
深夜、東京都青梅市の東京都道5号新宿青梅線の側道で近くに住む中学生の男性と思われる遺体が発見された。
遺体は顔が識別出来ない程に殴られており、歯が全て折られていた。
身元を隠すためなのか指紋は焼かれ財布などの金品も無くなっていた。

『ひどいですね…』

『単なる通り魔やいざこざやあれへんな』
『冨澤さんまた変な関西弁使ってるよ』少し後方で気持ちが悪そうに顔を歪めた浅野が言った。

浅野は先月から強行犯係に配属され死体を見慣れていなかった。

『関西弁の方がしゃきっとするらしい。とにかくあの人は偏屈な人だから、あまり絡むな。』

『なぁこれなんやろか?』
『制服の釦じゃないですかね。車に踏まれて潰れたんでしょう。』

『けどこの仏さん全部釦ついとるで』

被害者が着ている中学の制服と同じ釦が現場で発見されたことから警察では被害者が他にもいるのではないかという事を考え半径2km圏内の捜索ならびに聞き込みを始めた。

『冨澤さん早く行きますよ。どうしました?』

『被害者が二人…とは限らんわな』

『まさか中学生があんな残忍なこと出来ませんよ。さっ行きますよ。』

感想

感想はありません。

「 月の背中 」の携帯小説

ミステリの新着携帯小説

新着小説作品

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス