猫の祈り
ボクの一番古い記憶…冷たい雨の中、兄弟達と冷えた体を寄せ合って、お母さんを呼んでいたこと…。
「目が開いたばっかの子猫だって〜!何かさぁ〜この一番小さいコ、もうヤバくな〜い?」
……薄れていく意識の中、ボクの体はふんわりと宙に浮いた。
「目ヤニで両目とも塞がってるけど…生後3週間くらいかな?」
…あったかい。
「心音が遅い…もう声も出てない…助かるかどうか判らないけど…この子、連れて帰ります!」
…気がつくとボクは、温かい場所に居た。
お母さぁ〜ん!みんな〜!ボクはここだよ〜!
お母…さ…ん…
…ボク、一人ぼっちだ…
「おっ!少し元気出たね?良かった…今ミルクあげるから♪」
それからママは4時間ごとにミルクとトイレの世話をしてくれた。
…あの雨の日、お母さんも兄弟も、みんなバラバラになってしまったけど…、ボクはママに拾われて温かな居場所ができた。
「ギンたん♪今日は寒いから、一緒に寝ようぜぃ」
あの時の事を思い出すと、祈らずにはいられない…
神様…小さなお願いです。どうかボク達のような、悲しい捨て猫が居なくなりますように…。
お母さん…みんな…ボクは今、とっても幸せです。
「目が開いたばっかの子猫だって〜!何かさぁ〜この一番小さいコ、もうヤバくな〜い?」
……薄れていく意識の中、ボクの体はふんわりと宙に浮いた。
「目ヤニで両目とも塞がってるけど…生後3週間くらいかな?」
…あったかい。
「心音が遅い…もう声も出てない…助かるかどうか判らないけど…この子、連れて帰ります!」
…気がつくとボクは、温かい場所に居た。
お母さぁ〜ん!みんな〜!ボクはここだよ〜!
お母…さ…ん…
…ボク、一人ぼっちだ…
「おっ!少し元気出たね?良かった…今ミルクあげるから♪」
それからママは4時間ごとにミルクとトイレの世話をしてくれた。
…あの雨の日、お母さんも兄弟も、みんなバラバラになってしまったけど…、ボクはママに拾われて温かな居場所ができた。
「ギンたん♪今日は寒いから、一緒に寝ようぜぃ」
あの時の事を思い出すと、祈らずにはいられない…
神様…小さなお願いです。どうかボク達のような、悲しい捨て猫が居なくなりますように…。
お母さん…みんな…ボクは今、とっても幸せです。
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