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ラッキーカラー?

[426]  サスケ  2008-01-29投稿
夏子はおそらくバイトだろう。嫌なことは早く終わらせたい。まずは夏子のバイト先で朝食でもたべよう。それからだ。
夏子は大学2年の時から駅前のミスドで働いている。同じサークルの冬子から紹介してもらったらしい。

黒い半袖のポロシャツとジーンズに着替え、髪をワックスで無造作にいじくる。
テレビでは特ダネの小倉さんがオープニングトークで嘆いている。ポールスミスの腕時計を巻き終えたところでテレビを消し玄関へ。
今日は何を履こう。いつも通り赤のコンバースでいいか。足を靴にねじ込んだ。ざくっ。

「…痛っ!?」

中には砂利より少し大きめの石が沢山入っていた。夏子め。今日は機嫌がいいらしい。

外に出ると熱気が背中をつたう。今日は最高気温36度!さすが夏やわ。

自転車置場で自分のチャリンコを見つけたが手遅れだった。サドルがない…やっぱり機嫌いいなぁ今日は。何かあるのか?

仕方なしに徒歩で駅前に行くことにした。空は真っ青に広がり、銀色に輝く雲が切り出されている。

着いた頃には背中はこゆい黒が占めていた。とにかく冷たいものが飲みたい。

ミスドの自動ドアが開くと、ひんやりとした冷気と夏子の営業スマイルが飛び込んできた。

「いらっしゃいませぇ〜」

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