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内緒の本気。3

[173]  みみぃ  2008-01-30投稿
温かく心地のよい晴れた春も終わりのこの季節。
私の心は彼氏への罪悪感など忘れていた。

『行きたいとこないなら俺行きいとこに付き合ってくれる?』

『いいよ お任せするね』と私は言った。

着いた所は平日の水族館だった。

『ごめんね俺好きでさ 水族館』て彼は照れ臭そうに笑った。

『私も好きだから』と答えた。

彼は私より一つ歳へ下の24歳だった。
色々なことをここに着く前にお互い話した。
彼の名前は カズヤだったのでカズ君と呼ぶことにした。
まるで昔から知っている友達同士のようだった。
彼氏にない 綺麗に整った顔立ちと がっしりとした肩幅 大きな綺麗な目が印象的だった。

勿論 私に彼氏がいることをちゃんと話した。
カズ君は笑いながら
『じゃあ 俺奪っちゃおうかなぁ 頑張ろう』
なんて 冗談ぽく私に言った。

私は胸の奥底で 『奪っていいよ』とささやいていた。

さりげなくカズ君が私の手を引いて 薄暗い水族館の中 どこから見ても 仲のよいカップルのデートだった。

何をしても 何を話しても全てが新鮮で私はカズ君とのゆったりとした時間に酔いしれていた。

私の携帯が鳴った!!

彼氏だ!

『出ていいよ』とカズ君。...私は電源を切ってしまった。

自分でも自分の行動にびっくりしていた。
何も考えず思うがままに電源を切っていた。

『いいの?大丈夫なの?』と心配そうにカズ君が私の顔を覗いた。

『大丈夫だよ ごめんごめん行こう』と今度は私がカズ君の手を引いて歩きだしていた。

私は心では ごめんねと彼氏に謝っていた。 また忘れていた罪悪感が込み上げてきていたが もうカズくんへの私の気持ちが傾き初めているのに私は気付いていた...

...つづく

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